あヴぁんだんど 2016.07.03 @ 渋谷チェルシーホテル(Happiness!!-FAVORITE the IDOL-)


セットリスト:
1. てのひら
2. あヴぁんだんど
3. オンナノコヤマイ
4. Magical Symphonic Girl
5. Feedback Friday


ピチカートのSE、間髪居れず舞台裏から聞こえる「ヴぁー!」、メンバー登場、べにさん、夏季さん、こたおさんの順。「うさべに、です!」「なつき、です!」「こたお、です!」、べにさん「わたしたち!」、夏季さん「見捨てられたアイドル!」、三人「あヴぁんだんど、でーす!」

ピルエットを決めるべにさん、ポジションに付くメンバー。
意外なような、そうでないような、というところで、曲を察した客席から声が掛かります。フォーメーションの示していたごとく、一曲目は「てのひら」です。
こたおさんのソロの背後で寝タバコのべにさん、「それでも…」では真顔です。
こたおさんのソロの背後で右手を高く上げるべにさんですが、わきの下を左手でさりげなくカバー、その後に続くパートではFUCKサインを白目とともに示すべにさん、FUCKは単なるパフォーマンスなのか否か。

二曲目「あヴぁんだんど」、イントロでべにさんが挨拶、当日の主催者Hauptharomonieへの感謝の言葉を交えて。
こたおさんの声がややハスキー。大丈夫かなと思わされましたけれどステージを勤めるのが最上の治療のようでした。
ソロの前にピルエットを決めるべにさん、スカートの裾を片手でおさえるべにさんの奥ゆかしさよ。
サークルモッシュ。三人での「センキュー!」

唐突にと思えるタイミングで歌い始める夏季さん「オンナノコヤマイ」とすぐさま気づきますが…バックトラックが鳴りません。
この曲、伴奏から歌いだしの音程を取るのは出来ないはずなのに、夏季さんが伴奏無しでいきなり歌い始めたからには、夏季さん、絶対音感の持ち主なのかな、と思ったのですが、あとで伺ったところではそういう訳ではなく、なんとなく出来ているということのようでした。前の曲の終わりの音で音程を取ったのか、それとも、夏季さん、音高そのものは取れていて、単にそれに音名をあたえることが出来ないだけでやはり絶対音感の持ち主なのか。
背中というかお尻を見せる振りが無くなったように思っていたのですがやはりありますね、ですがあまり印象が強くないのは見慣れたせいでしょうか。
「見せてやるよ」と夏季さんが歌うときのべにさんの表情が歌詞に呼応するかのように挑戦的。

曲が終わるやいなや四曲目「Magical Symphonic Girl」、つるうちはなさんの曲が続きます。こたおさんとべにさんがピルエットを決めます。
夏季さんのソロの前にもべにさんがピルエット、彼女のピルエットはとても鋭くかつ美しいです。「本日晴天」は日本海海戦の「晴天なれど波高し」を踏まえているのでしょうけれど、そこからの連想が影響するのか、わずかに覗くべにさんの眉毛がりりしく思えます。「虫歯イタイ」の演技も板についてきました。
セリフのシーン、「愛されたくって…」を言い終えたあとの表情もしっかり演技している夏季さん。
「信じてる!」と叫ぶべにさん、演技かリアルの叫びなのか区別の付かないところ。

今日のべにさんは、新メンバー加入直後のように、あヴぁんだんどをひっぱるという意識が痛々しいまでに伝わってきたライブとは感触が異なり、グループの中で宇佐蔵べにソロを演じているかのようでした。これは、べにさんがひとりで浮いているという意味ではありません。任せるところは他のメンバーに任せ、みずからはグループの一員として楽に振舞えるようになったせいで、ソロのように見えるのかなと思いました。つまりは、余裕が出てきたのじゃないかと。オーラスの「生きてる!」と叫んだあとの晴れやかなお顔がその証拠かもしれません。

フィードバックのイントロ、「Feedback Friday」、べにさん「最後の曲です!今日はどうもありがとうございました!」、客前に出た夏季さん「後ろ!」と煽り、「今日は呼んでくださってありがとうございました…盛り上がっていこうぜ!」
べにさんの右ひじに絆創膏が貼ってあるのが見えます、なにしろ三日連続のライブですから怪我もあるでしょう。
べにさんが下手で寝ている間にラブレターを書く夏季さん、プロポーズを受け入れるこたおさん。
べにさんを足蹴にしてのこたおさんのソロ、マイクを捧げる演技をしっかりと果たす夏季さん、踏みつけにされながら「もー、イヤ、コレ!」という感じを手と表情で示すべにさん。
「時間が」のあたり、最前の観客と手を触れあわせるこたおさん。
「メリーゴーランド」でのべにさんとこたおさんのピルエット。
今日はひさしぶりに「そろそろ行こうぜ!イエローハット!」のMIXが客席から聞こえましたね。
「好きだよ!」に応える「オレモー!」を感慨深そうに聞き入る夏季さん。
べにさん「オマエラいっしょに!」、べにさんがフロアへと思うとクラウドサーフィン。曲が終わってステージに戻るときになにやら叫びますが、フロアに満ちたヲタクの熱気がすごかったのでしょうね。

夏季さんがライブの紹介をしますがツイッターを参照するようにと要領よく。
べにさん「以上わたしたちー!」
夏季さん「見捨てられたアイドル!」
三人「あヴぁんだんど、でした!ありがとうございました!」
ヲタク諸氏「やっぱ、あヴぁんだんど、だなー!」「だなー!」
こたおさんに向かって「愛してまーす!」と客席から声が掛かると、それに応えて「愛してまーす!」とこたおさん。

三日連続のライブとなったあヴぁんだんど、中日を見られなかったのが残念でしたが、新メンバー加入後一ヶ月余を経て、あたらしいあヴぁんだんどが姿を見せ始めてくれたように思います。この間に10回以上のライブというハードスケジュールを乗り切ったメンバーに新たな栄光あれ。