あヴぁんだんど 2015.05.02 @ 阿佐ヶ谷LOFT「少女閣下のインターナショナル主催ライブ」



セットリスト:
1.Have Some Dreams
2.あヴぁんだんど
3.Feedback Friday
4.ミッドナイト清純異性交遊(大森靖子カバー)
5.てのひら



当日はソールドアウトとのことで開演から見たかったのですが先の用件が終わらず到着したのはヴぁの出番直前でした。
ピチカートのSE、口々に「ヴぁー!」と唱えつつメンバー登場。なゆたさんはツインテールの両側を水色のゴムで縛って丸くまとめた髪形、べにさんはおさげのツインテールで右手側は黒のゴム、左手側は赤いアクリルの飾り付きのゴムで止めています。右手側のアクリル付のゴムは右手に巻きつけています。夏季さんと好さんは髪飾りなし。べにさん「『あヴぁんだんど』です、よろしくおねがいします」、先日の埼玉でのライブ後のインタビューで好さんがリーダーを外してもらったとおっしゃっていましたがべにさんが挨拶したのはその反映なのかな?


奥に夏季さん、下手になゆたさん、上手にべにさん、前に好さんのフォーメーション、一曲目がいきなり新曲「Have Some Dreams」、好さんが白のベースボールジャケットのインナーに黒のあヴぁんだんどTを着用しているのが見えます。好さんの前髪は綺麗に揃えられています。阿佐ヶ谷LOFTはステージが非常に狭く、また天井が非常に低く、特にステージ上の梁は頭がぶつかりそうなほどですが、さっそくなゆたさんが振り上げたマイクをぶつけてしまったようで「ゴン」と大きな音が。「…たーめーにー、ぁーあっ!」と吠えるべにさん、ちょっと心配になるほどの叫び方ですが…そこからシタールが入ってインド音楽風に。緑の照明。「扇風機の」のところでは客席から複数の扇風機が上がると同時に観客が手でも扇ぎます。どんどんオタ芸が発展していく様子がわかります。この曲の振りは勿論べにさんの手になるものですが、ご覧になる方には踊りのリズムが音楽のリズムを留める瞬間をぜひ目撃していただきたいと思います。オーラス、叫びを含みながらも崩れずに歌い上げるべにさん。エンディングのフォーメーションは奥になゆたさん、下手に夏季さん、上手にべにさん、前に好さん。


切れ目なしに二曲目「あヴぁんだんど」、このみさん「初めまして阿佐ヶ谷の皆さん『あヴぁんだんど』でーす!盛り上がって行くぞー!」、オタク諸氏のMIXが大きすぎたのか少し乗り遅れて歌うべにさんですが最終的には正しい拍子に合わせていらっしゃいました。それにしても阿佐ヶ谷LOFT、ステージが狭いです、四人が縦一列に並ぶともう奥行きいっぱいになるという。サビ前にリフトが二人、今日の客席はともかくリフトが林立してまるでベルハーの現場のようです。「…なぜーーえっ!」と吠えるべにさん。このところべにさんの吠える局面が多いので心配してしまいますが…。ステージも狭いですが客席も狭いので、しゃがみ込むのも容易ではないですね。好さん「せーのぉっ!」「みんなも一緒に」の煽りからのサークルモッシュも観客だけで行われます。なゆたさん「サンキュー」、べにさんからも「サンキュー」。


またしても切れ目なしに三曲目「Feedback Friday」、なゆたさん「い、く、よぉ!」、オタさんたちの「ハイ!」に呼応して叫ぶべにさん、なゆたさん、なゆたさんのアカンベ。この曲ではオタさんのMIXが炸裂するのですが当日はMIXを記したスケッチブックを忘れたため現地調達のスケッチブックに記したMIXが示されたとか。そういえば終演後に拝見したスケッチブックはいつもは紙を縦長に使うのに、横長にして記されていました。それにしても観客の盛り上がりがすさまじい。舞台上の何かに乗って一段高い位置から歌い始めるべにさん。ソロはなゆたさん、夏季さん、好さんへ。なゆたさんのバックの三人はお互い絡まずそれぞれに演技を。ラリッている夏季さんを直すなゆたさん。カンペの読みを指揮するべにさん、そのべにさんを踏みつける好さん、立ち上がってソロを取るべにさん。予め録音された音源に沿って演じているだけというのにどうしてこんなに盛り上がることが出来るのでしょうか。好さん「みんなも一緒に!」客席の盛り上がりはすさまじいですが今日はステージのあまりの狭さゆえかメンバーがフロアに降りるシーンはありません。メンバーが客席に背中を向けて終わり。


いきなりイントロ、四曲目「ミッドナイト清純異性交遊」、大森靖子カバー、歌い出しの夏季さんを引き継ぐべにさんが少し早く入ってしまったようですが彼女は確実に音楽の流れに戻って行きます。そんなメンバーが客席に何か投げたと思ったら怪獣のフィギュア。さらに観客に怪獣型の水鉄砲で霧吹き。本来は観客とメンバーの寝ケチャになるところで好さんと夏季さんがお互いに対してマイクを差し出して。客席からシャボン玉が登場、サブカル趣味満開。「見つめてー!」で珍しくも好さんが吠えます。べにさんの「異性こーゆー(交友)」は来るものがありますね、「時よ止まれ、君は美しい」。


好さん「ラストぉー!」、五曲目「てのひら」、べにさん「い、く、よー!」、好さん「せーのぉ!」
剥がされるオタク少年役好さん、このあたりのオタク諸氏の盛り上がりはともかく凄い。メンバーからの「まだまだ行くよ!」、夏季さんのリフト、その後のパートでも今日のメンバーは客席に降りずに演じます。「唱えて」の途中でなゆたさんは言葉が尽きてイキ顔になってしまいます。ステージの上も下もすさまじい熱気です。ガチ恋口上、ステージ上のべにさんも加わって。最後は「ア、イ、シ、テ、ルー!」、エンディングにオタク諸氏と手で形作ったハートマークを合わせるべにさん。


観客のあまりの盛り上がりに好さん「すごーい、これは何だ。すごーい、ありがとうございます」
夏季さん「ありがとう」
べにさん「ありがとうおまいら…ジャジャー…」と上手のスタンドマイクから。
夏季さんから翌日以降のライブの告知、好さん「これからもよろしくお願いします」、べにさんから物販と予約特典「怪獣ランチェキ」の話、「一枚引けるから!」、オタク諸氏の騒ぎっぷりにべにさん「ウルセーなー、オタクばっかりでおまえら」
そんな様子を見て取ったか、なゆたさん「よし、終わる…以上私たちーぃ、『あヴぁんだんど』でした!ありがとうございました!」


観客からの「やっぱ、『あヴぁんだんど』、だなー!」の声もひときわ大きく響いた凄まじい熱気の阿佐ヶ谷LOFTは少女閣下のインターナショナル初企画におけるあヴぁんだんどのライブの模様でした。