日本獣医生命科学大学の第2回あにまる学園祭に行ってきました | なか2656のブログ

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3月21日に、武蔵境日本獣医生命科学大学で開催された、「第2回あにまる学園祭」に行ってきました。




・第2回あにまる学園祭のお知らせ | 日本獣医生命科学大学

大学の構内に入ったら、いきなりかなり大きな白い犬に遭遇したので、なでさせてもらいました。大学のサークルで飼っている犬だそうで、グレート・ピレニーズとのこと。「あずまんが大王」の忠吉さんですね。




大きな講堂で、さまざまなパネルが展示されていました。

全国16の獣医学部の紹介のパネルが展示されていました。

佐々木 倫子『動物のお医者さん』の舞台として有名な、北海道大学の自校の紹介パネルです。


このパネルを読んでみると、「驚いた事」欄に、「一般人が大学内でジンバ(ジンギスカン・パーティー)をしている」「休みの日に、一般の人の憩いの場となっている」などと書かれていて、はほほえましくて、にやりとしてしまいました。

そういえば、私は高校が国立市で、国立市にある一橋大学も国立大学であるためか、近隣の住民が堂々と校内を散歩などしているという、おおらかな話を聞いたことがあります。

鹿児島大学の自校の紹介パネルです。


「ここが自慢・他の大学に負けない!」欄を読んでいると、「キャンパス内にヤシの木がある」、「掃除の回数が多い。火山灰が降るから(汗)」と書かれており、これらはなるほど、さすが鹿児島と思うのですが、「先輩に魔法が使える人がいる」という記述は非常に気になります。どんな感じの魔法なのでしょうね。

日本獣医生命科学大学の自校の紹介パネルです。


「他の大学に負けないこと」などの欄の、「追試がないことによる留年への危機感」「テストが苛酷で、進級要件が厳しい」などの記述に、日獣医大学での勉強の大変さがにじみ出ています・・・。日獣医大の学生さんは、大学での厳しい勉強をくぐり抜けて、さまざまな分野で活躍する、立派な獣医師さんになってほしいと思います。

エボラ出血熱の問題を獣医学の観点から説明しているパネルもありました。




「獣医師の職域」というパネルです。


このパネルの横にいた女性の学生さんが説明してくれたのですが、獣医師は街で開業する、いわゆる「動物のお医者さん」(「臨床獣医師」)だけでなく、動物園や水族館で働く「野生動物獣医師」や、食品の安全やビルなどの衛生のチェックのために働く「行政獣医師」、製薬会社・食品会社などで働く「企業獣医師」など、さまざまな職域があるとのことでした。

我々が日々、肉などを食べられるのは、この行政獣医師さん達のおかげであるそうです。

なお、この企業獣医師の説明を聞いて、私が「製薬会社というと、『動物のお医者さん』の菱沼さんですね」と何となく言ったら、その学生さんがものすごくいい笑顔で、「小学生の頃読んでいました!」とおっしゃっていたのが印象的でした。

獣医学部の学生になってから振り返っても、授業における研究の様子などが非常にリアリティがあるそうです。この漫画がブレイクした当時、「『動物のお医者さん』は史上最強の北海道大学獣医学部の学部案内資料である」と評論するコメントを何かで読んだ記憶がありますが、全国の獣医学部全体の、最強の学部案内資料なのではと思いました。

「IVSA」についてのパネルです。


これもパネルの横にいた男性の学生さんが教えてくれたのですが、「IVSA」とは、獣医学教育の世界的向上や、獣医学生の世界的視野の拡大などを目的とする非営利組織であり、世界に約60の支部があるそうです。

「The 4th  IVSA Asia Conference」というパネルについてもその学生さんが説明してくれたのですが、IVSAに所属するアジア各国の獣医学部生がタイに集まり、講義やディスカッション、文化交流などを行ったそうです。


懇親会の席では、各国の学生がそれぞれの国の伝統衣装を着たそうで、また、その国独自の伝統的な踊りを披露する学生さんもおり、場が大いに盛りがったそうです。

この学生さんとの話が弾んでしまったのですが、現在、文科省が国立大学で推進する人文学部の縮小・廃止や、昨年秋に話題となった、これも文科省の審議会「G型L型大学改革構想」の提言する、「大学はシェークスピアではなくトヨタの工場の機械の操作方法などの教育を職業訓練校となるべき」といった政府の考え方についても話がおよびました。

この男性の学生さんは、この点、うえのIVSAのタイでの懇親会の話を例にとり、「もし職業訓練ばかりやって、学問をさせず、人文学部を廃止したししたら、自分の国の伝統や、教養のない人間ばかりになってしまう。そのような人間と、他の国は腹を割って、深いところで理解しあうような関係を作れるのだろうか」の述べておられたのは問題の核心をついているように思われ、とても印象的でした。

校内を、武蔵境自動車教習所のマスコットキャラクター、ピックくんがまわっていました。せっかくなので、1枚写真を撮らせていただきました。武蔵境の前の、かえで通りなどでよく見かける、「東京車人」のマークの教習車の教習所ですね。


講堂のとなりの校舎のほうでは、「獣医師体験コーナー」などの企画が行われていましたが、時間の関係で詳しく見ることができませんでした。


なお、この「あにまる学園祭」でいただいたチラシによると、日獣医大で、4月25日に、「サイエンスカフェ」という、複数の参加者に対して教員1名が、お茶を飲みながら科学に関する話をしてくれるイベントがあるそうです(要予約)。

また、5月24日には、体験授業・体験実習などが行われる「オープンセミナー」が開催されるそうです。どちらのイベントも、獣医学部に関心があって、進学を考えている高校生の方などには、とても良い機会なのではと思いました。


・サイエンスカフェ | 日本獣医生命科学大学
・オープンセミナー | 日本獣医生命科学大学

さらに、これは少し先ですが、日獣医大学に貼られていたチラシによると、2015年10月3日に駒沢オリンピック公園にて「2015動物感謝デー」というイベントが開催されるそうです。獣医師体験コーナーなどと共に、小動物とのふれあいコーナーもあるそうです。
・ペット同伴可能なイベント『2015 動物感謝デー in JAPAN』|日本獣医師会



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