今年もまた、いつの間にやら大晦日がきてしまいました。一年早いなぁという感覚もあるけれど、一年色々あったなぁという感慨もあり。

息継ぎができないくせに選手に選ばれクロールで25メートル途中で立つことなく泳ぎきった時のような気持ちです。(←小学生の時の私の実話)

達成感と、疲労感と、カッコ悪さゆえの少しのバツの悪さと、向上心に擬態した負けず嫌いと言う勝気さと。あと、大小様々の感謝。そんなものを抱えて、今、九州から東京に向かう新幹線の中です。

そう、実はこの年末、久々に大牟田に帰省していました。実家、親兄弟、懐かしい街並み、そして自然とのふれあいも多いこの数日間の生活は、私にとっては癒しそのものでした。1年の終わりのご褒美デイズ。
息子を親に預けて夫と大牟田ラーメンを食べに行ったり、毎日のように温泉へ足を伸ばしたり、ささやかながら正しく帰省を楽しめました。

一方、息子にとってはかなりアドベンチャーな日々のようでした。
じいじの育てたサツマイモを掘って、自分で裏の竹藪から集めてきた枯れ葉で焚き火をたいて、そこで芋を焼いて、その場で食べて、といったような類の体験が満載。竹の杖を如意棒のように振り回し、時には大牟田弁も話してみせたりもして、すっかりたくましい田舎の子となっていました。よきかなよきかな。




生活に大きな変化のあった年の大晦日だし、残り時間もわずかになってきたしで、ちょっともう少し何らかの感慨に浸りたいような気持ちもありますが、間もなく新幹線は新横浜駅に到着です。

この旅の記録はまた改めてインスタなどに載せられるかな?

そんな訳で、走り去る2019年に笑顔で手を振りお辞儀をし、回れ右して2020年を家族3人手を繋いで歩き出したいと思います。笑顔でね。

そうそう、年末恒例の愛。
今年は最後に大牟田で大量に仕入れてきたので、どっさりとここに置いておきます。もう、両手にいっぱい、好きなだけ持って帰って下さいませ。
年越し蕎麦に入れたり、湯船に浮かべたり、寝る前のお布団に仕込んでおいたりと、ご自由にお楽しみくださいな。

すっかりあったまったら皆様、良いお年をお迎えください。


2019年12月31日
諸岡なほ子