今日も雨が降ったり止んだりのパッとしない一日でした。
前回お伝えした、「教室開催時のリスクマネジメント」の研修内容についてシェアしたいと思います。
講師は斎藤 直氏でNPO法人アダプティブワールドの理事長をされている方です。私自身も知らなかったのですが、障害者専門のスポーツ教室を主宰しているNPO法人だそうです。
それもラフティング(小型のボートでの川下り)やロッククライミング、スキーなどのスポーツ教室を開催しているそうです。
障害者にもいろいろありますけれど、知的や自閉を持っている方はかなりのこだわりがあってウエットスーツを着衣することだけでもかなりの抵抗を示すといっていました。
これは経験者でないとわからないと思いますけれど、たとえ話に「馬を川へ連れて行くことが出来ても、水を飲ますことはできない」とあるように、障害者も思い通りに動いてくれません。
ラフティングのような自然と向き合うスポーツは危険と隣合わせですが、今までに事故は皆無とうことでした。
大事なことは、最初に成功体験をさせることいっていました。スキー教室ではスキーをしたことない未経験者をいきなりフトに乗せてスキーを体験させるそうです。
もちろん生まれて初めてスキーをするわけです。転びながらも滑る楽しみを味あうことで自信を持つことが出来るといっていました。
また、研修講義の後で、「職員の教育はどうやって育成しているのですか」という質問がでました。
体育会系特有なのかもしれませんが、指導をしないのが、指導といっていました。そして障害者ひとりに職員ひとりで対応するようにしているそうです。
問題が発生してもよほどのことがない限りひとりで対応できるように手助けをしないといわれていました。
HPはこちらです。⇒ NPO法人アダプティブワールド