頭痛の原因は、脳の疾患よりも他の要因が多い | 出張ビジネスセミナー講師 永嶋信晴のブログ

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地方銀行に約十年間勤務した後、各種業務代行会社を設立し独立。ビジネス便利屋として、中小企業や病院などの営業企画、運営などをサポートしています。

最近はこれまでの経験を生かして出張ビジネスセミナーの講師もはじめました。

こんにちは。

 土日は、以前書いた原稿の中から、病気予防をテーマにお送りしています。

 2週間ぶりですが、本日の病気のテーマは、頭痛と片頭痛。

 

以前、脳卒中や脳腫瘍の項で頭痛が特徴の一つだと述べました。

 

しかし、頭痛の症状を訴えて来院する患者さんから脳疾患が発見される確率は一割くらいだと言われています。

 

残りの九割の患者さんの頭痛原因で、もっとも多いのが緊張型頭痛や片頭痛と呼ばれる病気です。

 

緊張型頭痛は、頭や首、肩の筋肉の異常緊張から来る頭痛で、肩こりのある中高年に起きやすいのが特徴です。

 

一方、片頭痛は、若い女性に多く、脳の血管の一部にけいれんが起こり、血液の流れが悪くなって、血管が広がるときその反動で痛みが起きます。

 

緊張型頭痛の症状が、後頭部が重くなったり、こめかみや頭が締め付けられたりするような痛みなの対し、片頭痛は頭の片側や両側に、ズキズキした拍動性の痛みが襲うのが特徴で、吐き気を伴うことも少なくありません。

 

緊張型頭痛、片頭痛、どちらも精神的なストレス、過労、睡眠不足が原因で発症することが多く、片頭痛では特定の食べ物が誘因になることもあります。

 

 緊張型頭痛の大半は、市販の鎮痛薬で痛みを和らげることが可能で、マッサージやストレッチが痛みの予防や緩和に効果があります。

 

 ただ、重症の頭痛には、強い鎮痛作用のある処方薬が必要です。

 

 片頭痛の治療には、痛みを予防したり、止めたり、和らげたりする三つのタイプの薬を使い分けて対処します。

 

 痛みを起こす原因を遠ざけるとともに、抗うつ薬や抗不安薬、凝った筋肉をほぐす筋弛緩薬が予防に効果があると言われています。

 

<今日のポイント >

 

●経験したことのない頭痛は要注意

 

・頭痛の原因を探り、それを避ける努力をすることが大切

・肩凝りが原因の緊張型頭痛にはストレッチが効果的

・特定の食べ物が誘因の片頭痛は、それを避ける工夫を


永嶋信晴著 よくわかる「病」の予防と治療を一部改訂