今日のテーマは犬のフィラリア症です
とても身近な病気です
皆さんもご存知だと思いますが、復習だと思って見てください
それぐらい知ってるよっとか、へぇ~そうなんだぁ~(゜ρ゜)っとか思いながら読み進めてください
先ず、
フィラリアって何
ってところからはじめます
要は、『虫』です 厳密には『寄生虫』です
『Dirofilaria immitis』っていう寄生虫です
体長15~30cmにまでなる線虫です(´□`。)
これです
気持ち悪いですねぇ~
これは親虫です
この親が子を産むのですが、それがこれです
ミクロフィラリアって言います
感染経路はこちらから
簡単に説明すると・・・
①感染犬(ミクロフィラリアをもっている)
蚊が血を吸う
②蚊(ミクロフィラリアが蚊の体内に移動)
③蚊(体内でミクロフィラリアが感染幼虫になる)
④蚊(体内には感染幼虫)
蚊に血を吸われる
⑤健常犬⇒感染犬(感染幼虫が健常犬の体内に移動)
④感染犬(体内でフィラリアが成長、親虫になる⇒心臓に達する)
⑤感染犬(ミクロフィラリアを出産)
蚊が血を吸う
⑥蚊(ミクロフィラリアが蚊の体内に移動)
これの繰り返し
感染するとどうなるのか
感染犬の心臓に親虫が寄生すると問題が発生します
こんな風に
こうなると心臓は上手く動かないですよね そうなると血液がうまく流れなくなって問題になるんです
例えば・・・
こんな感じに『咳』がでたり・・・((>д<))
痩せたり、食欲がなくなったり・・・
腹水が貯まってきて、お腹が張ったり・・・
とても可哀想なことになってしまします
ただっ
適切な方法で予防すれば
ほぼ100%駆虫できるので安心してください
感染した場合の治療法としては
外科的摘出(吊りだし術、全身麻酔が必要)
内科的治療(成虫駆除)
保存療法(成虫の寿命を待つ)
などがあります
治療の効果が出ない場合があったり、麻酔のリスクがあったり、経済的負担が大きかったりと困難なことが多いです。
普段から予防しておけば、こんなことで困ることもありません
なので、フィラリア予防はしましょう
次回は“フィラリア予防について”です( ̄▽+ ̄*)
お楽しみに~