時間がたったからこそ 書ける


入院した日から 思いついて

メモをとっていた


それをもとに


記録しておこうと思います


「川崎病」という病気は

いまでも 謎の病気


原因不明


赤ちゃんから小さな子供(4歳くらいまでの)が 罹るらしい


治療には 血液製剤を使うしかない

アスピリンやステロイド


そのリスクは大きい


後遺症の心配がある



わたしは何も知らなかった



タオが初めて熱を出したのは レベル3の初日だった

うちの子供たちは これまで

たいした病気らしい病気をしたこともなく

これも 旅の疲れ(ホノルル経由で日本に帰ってきたばかりだった)や

冷房と猛暑で 自律神経がおかしくなったのかも


という くらいで 

すぐに 熱もひくだろうとおもっていた




でもこのとき

(いま思えば)

不思議な出来事があったのだ





約束していたわけでもないのだが

ナディア開店当時からのお客様でもあり

ボランティアスタッフや

オーラソーマのアシスタントもしてくれたこともある

友達が

赤ちゃんを連れて(1歳)


コースのランチタイムに 遊びに来てくれた


成長した 赤ちゃんを観たかったし

ひさしぶりに会えてうれしかった

(彼女は 結婚して遠くに引っ越してしまっていたので)


赤ちゃんは はいはいが 上手で とてもアクティブに元気だった


「実は 川崎病になって 2週間くらい入院していたんだ」

と 帰りがけくらいに 話してくれた

「川崎病って・・なに??(聞いたことない)」


はじめて聞く病名だった


結局 時間も限られていたので


病気の内容については 話す時間がなかったが


「いまは 元気そうで よかったね! またね~」




なんてことを 話しただけだった


帰りがけに、

彼女の新しい携帯の電話番号をもらって

別れた





いま思えば


すでに ここで

メッセージが来ていたのだった・・・


自分の人生の辞書のなかになかった

「かわさきびょう」という病気の存在


でもまさか

タオの熱と 関係があるなんて

ほんとに 夢にも思わなかった