あ~あ… かなりヤバイです。なーは基本をまったく勉強していないです^^;

読めば読むほど、知らないことが出てきます。

新しく検証しているテクニカルの勉強をと思って、お気に入りを整理していたら、出てくる、出てくる…

あとで読もうと思っていた資料たちが… どこかでいただいたものです^^  

昨日読んでいて、これは…と思ったもの(こちらから抜粋:ダウ理論 )を記事にしたいと思います。


(ダウ理論とは)

ダウと聞けば、真っ先に浮かんでくるのが、NYダウ工業株30種、ダウ平均ではないでしょうか。これは、ダウ・ジョーンズ社が1897年に12種の工業株価指数平均として作成し、1928年10月1日からは30種平均として公表しています。ダウ・ジョーンズ社は、経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」や投資家向け週刊誌「バロンズ」を発行する金融情報会社です。1882年から続く同社の設立者の1人が、チャールズ・ダウです。企業名は、 彼ともう1人の共同経営者、エドワード・ジョーンズの名から取られています。

1884年、ダウ平均はダウの手によって考案されたもので、当時は鉄道株9 種を含む11種だけからなる平均でした。1897年には12種の工業株価指 数と20種の鉄道株価指数に分けられました。

現在はニューヨーク証券取引所に上場された、各セクタ-の代表的な30の優良銘柄を対象として、連続性を持たせる形で株価の単純平均を算出しています。米国の株式市場動向や世界経済の方向性を考える上で欠かせない指標となっています。

ダウ及びその後継者が残した理論がダウ理論と呼ばれるものです。
100年以上前に誕生したダウ理論はテクニカル分析の元祖と考えられています。それは、現在の多くのテクニカル分析とされるものが、何らかの形でダウ理論に由来するものだからです。テクニカルを学ぶには、まず、この1世紀以上もの間、投資家の役に立ってきたダウ理論からスタートするのがベターだと思います。


ダウは、この平均指数が景気の先行指数となる、という考えを持っていました。 これが100年以上の長きにわたって世に広まることとなるとは、発案者のダウ自身も驚きでしょう。特に、後世に影響を及ぼしたのが、彼の作った工業株価平均と鉄道株価平均における6つの基本法則でした。



(ダウ理論の基本法則)

1.平均は全ての事象を織り込む

 ダウは、需要と供給に与える全ての要因は、平均に反映されると考えました。 それには、地震など予測不可能な自然災害でさえも織り込まれて、価格の変動要因となります。とは言っても、明らかにマーケットは自然災害を予測できないわけですが、発生すれば直ちに価格動向に織り込まれることになります。

2.トレンドには3種類ある

  ・長期トレンド(主要トレンド):1年以上数年に渡るもので、マーケットの大きな流れとなる。

  ・中期トレンド(2次トレンド):3週間から数ヶ月継続し、主要トレンドの調整局面と考えられる。

  ・短期トレンド(小トレンド) :3週間未満のトレンドで、2次トレンドの短期的な調整と考えられる。

 ここで重要なのは、様々な期間のトレンドは、より大きなトレンドの一部を形成しているということですので、実際のトレードにおいては、3週間未満の短期トレンドの中に1週間程度のトレンドがあり、さらに3日間、あるいは1時間単位…というように投資手法によって見るスパンを変えていく必要があります。

3.主要トレンドは3段階からなる

  ・第1段階:買い集め、つまり悪材料が既に市場に織り込まれていると考える先行型の投資家が

         買い進める。

  ・第2段階:価格が急激に上伸し、トレンド追随者が市場に参加するために上昇。

  ・第3段階:マスコミが一斉に強気に傾き、一般投資家も参加することで出来高も急増。

         しかし、この時、第1段階での先行投資家達が利食い始める。

4.平均は相互に確認されなければならない

  ダウは、工業株平均と鉄道株平均が相互に同じシグナルを出さない限り、本格的な強気、あるいは弱気のマーケットのシグナルとは言えない、としています。 また、このシグナルの発生は同時である必要はないものの、接近していればいるほどシグナルとして強い、ともしています。

5.トレンドは出来高でも確認されなければならない

  主要トレンドが上昇トレンドであれば、価格の上昇とともに出来高も上昇し、価格が下落する時には減少します。下落トレンドの場合は、価格の下落とともに出来高は増加し、価格の上昇時には出来高が減少する、というのがその原理です。

6.トレンドは転換の明白なシグナルが出るまで継続する

  ダウは、活動中のトレンドは、反転が明確に確認されるまでそのまま活動を続けることになる、と考えました。このことは、トレードにおいてはトレンドに従っていた方が有利、という発想につながり、今日利用されているトレンドフ ォロー(トレンド追随)型手法の基礎となっています。


(ダウ理論の後世への影響)

  「需給要因などのファンダメンタルズを見なくても、テクニカル要因のみ分析することで相場の動きは読める」とする意見がありますが、このようにテクニカル分析が独立した分析手法だとする考え方の根拠には、ダウ理論のこの法則があるためです。

 相場の見方は「十人十色」です。トレードする人の立場からすれば、テクニカルのみで行くというやり方も、テクニカルとファンダメンタルズを並行してみるやり方も、どちらが良い、とは一概に言い切れません。

 ただ1つ言えるのは、この前提がなければ、ダウの没後から現在まで、テクニカル分析の手法の研究がこれほどまで進むことはなかったことだけは確かだということです。


(ダウ理論の効用、問題点)

 ダウ理論は、「実績」の裏づけのない空論ではありません。例えば、ダウ・ジ ョーンズ社が発行する投資家向け情報誌「バロンズ」が、ダウ理論に基づく相場強弱のシグナルに関して、なんと55年間に及ぶ検証の結果を発表したことがあります。期間は1920~1975年のデータで、実に68%が当たっていたそうです。

  しかし、ダウ理論には、多くの人がこれまで指摘してきた大きな問題があります。 シグナルが出るのが遅すぎるのです。もともと、発案者だったダウは、相場の大勢から景気動向を予測するという目的のためにダウ理論を提唱したため、これは仕方のないことですが、1年以上数年に渡るトレンドのみを見て売買するのはよほどの長期投資家でもない限り実用的ではありません。

 テクニカル分析 (特に米国)の発展の歴史は、ダウ理論から出発し、その「遅さ」をいかに克服するか、という苦難の連続で成り立っていると言えます。指標も、多くはダウ理論に因っている、ということは覚えておいて損はありません。



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なるほど… 理論に基づき… ですね。

何十種類もあるといわれる、テクニカル分析。

確かに、ダウ理論が理解できれば、相場の流れも理解しやすくなるのではないかと思った週末でした。