「あん」

一昨日。

「東京ごはん映画祭」で上映された「あん」を観ました。

観たかったのに見逃していた作品。

原作を読んでいたので、3人の私が観ていました。

・本を読んでいるのでストーリーを追って観る私。

・役者さんのお芝居に注目して観る私。

・いま、この作品を映画として観る私。

観客席からは徳江さん(樹木希林さん)の店長さん(永瀬正敏さん)へのアプローチにクスクスと笑いが起きていました。

うん、でも笑ってられへんねん。

うん、なんて自然なんやろう。

うん、徳江さん楽しい！

ってな感じです。

そして最後には、皆さん、涙涙。

もちろん私も3倍泣きました。

役者さんのお芝居、本当に素敵でした。

フツーなんです、白々しさがない、フツーにその人なんですよね。

一番初めに、店長さんがアパートから出てこられるシーンがあります。

永瀬さんの背中にゾクッとしました。

なんだ、この感覚。

永瀬さんはいろんな作品、そして作品ではない時の姿も頭にあります。

なんだかすっごく重みを感じました。

その後。

登場される方、される方…

こういう芝居をしはる方々のことを「役者」と呼ぶんですよね。

ストーリーも考えさせられることが沢山でした。

観れて良かったです。