においの謎 | 市民社会づくりの日々

においの謎

今日、明日と北海道は冷え込みが厳しいとの予報。


確かに今日はけっこう寒かったですが、明日の朝もマイナス14度ぐらいの予想気温でした。


今日は3月から新規に事業化を目指している電話相談事業の準備のために、釧路のクレジット・サラ金被害者を支援する団体「はまなすの会」を訪問してきました。


事務所はネットワークサロンの事務所ともそう遠くないところにあり、そういった会があることも知っていたのですが、なせだか直接的な縁がなく、初めての訪問です。


あまり、事前の準備もせずにぶっつけ的だったのですが、私の親の世代の代表の方となぜだかおしゃべりが盛り上がりました。


実は息子さんが高校の動機であったことも判明したり、支援活動を始めた動機など真面目な話もしたのですが、1時間ほどわはははと笑っていたと言う印象だけが残りました。


もともとは、新しい事業への協力のお願いのために行ったのですが、それほど詳しい説明などもせずに、最後に「とりあえず、仲良くなれたということで(笑)…、これからもよろしくお願いします。楽しかったです」と帰ってきました。


おそらく1時間のうちの業務情報交換は正味15分くらいで、残りの45分ほどは世間話をしてきたと思います。


でも、結果としてそれが目的を達するためには有意義な時間の使い方でした。


大事なのは目的にどう近づくかなんだと思います。


どんな方法で、どんな順序で、どんなスタイルかは目的をしっかりとらえたうえで、考えて選択していけばよく、もっとも気をつけるべきは、目的を見失った惰性的、機械的な行動だと思うのでした。


それにしても、面白い人だったなぁ。


明日は、札幌で関係者に声をかけて電話相談の打ち合わせをするのですが、噂によると明日の会合にも来るらしく…


昨年秋から全国のクレジット、サラ金被害者の会の活動をしているいろいろな人たちに会っていますが、何だか同じにおいがするんですよね。


不思議な感じです。


そういえば、今日お会いした代表の方は、「あなた方は、国のお金で事業をしようとしているようだけど、やろうとしていることは確かな思いに基づいて、私たちと同じような気持ちでやっているとお見受けしたよ」と言われたっけ。


つまりは、『同じにおいがするから、分かったよ』と言われたようなものです。


先日の研究会でも他の地域の実践と触れたり、似たような仕事をしている人たちに出会ったときに確かに「同じにおい」を感じることというのがあります。


研究会では、『じゃあ、そのにおいって何なんだ!!』と言いつつ、解明できなかったのですが、確かににおいというものが存在することはわかります。


においでシンクロするから、多くを語らずとも、世間話でがははと笑っているだけで連携の基礎ができるのでしょう。


そうなると、ますます不思議な『におい』なるものなのです。


はまなすの会を訪問後は、久々に専門学校を訪ねました。


かつて、5~6年非常勤講師として通った道を久々に通ると、ずいぶんと様子が変わっていて驚きまいた。


久しぶりに先生に会い、これまた電話相談事業への協力のお願いに。


こちらも久しぶりということもあり、電話相談の話よりも、他の話題が次から次に湧いてきて、楽しいおしゃべり会になりました。


これまた、ずっと同じにおいを感じる先生なんですよね。


それにしても、「におい」は謎ですが、これ以上、考えるとどつぼにはまるので、やめておきます。


明日は、札幌経由東京行きという強行移動。


お正月からの連日の夜更かしのせいか、最近の空気の乾燥のせいか、何だかのどが痛いので、今日は早めに寝ることにします。


それにしても、「におい」ってどこで感知してるんだろう…


鼻ではないことだけは確かんですけどね。