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2016-05-23 23:34:14

自然体の生き方

テーマ:主義・主張

遠軽での仕事を終えて、釧路に戻ってきました。


いつもなら長く感じそうなドライブですが、若者たちや一緒に来た釧路のスタッフとしゃべったり、しりとりをしたりしながらで、けっこうあっという間に到着しました。


でも、しゃべるのに夢中になったり、しりとりのネタを考え過ぎて、道を間違えそうになったりしました(苦笑 それには関係なく、昨日は道を実際に間違ったんですけどね)。


今日の仕事は相談支援従事者研修で事例検討の事例として協力してもらう当事者の方への取材。


初めましてで、お話を聞かせてもらい、ビデオ撮影をしました。


感想は一言、「かなり、面白かった」


というのも、その当事者の方がめちゃくちゃいい人だし、自然にその人らしく生きている人だし、ものすごく人間らしいというのかな、味のある人だったからです。


同年代(ちょっと上かな?)の男性なのですが、実に多趣味だし、一般的な不自由な価値観や常識的な発想に関係なく、人生を等身大で送っている感じがしました。


「ものすごく幸せです」ということでもなく、かといって「大変だ」ということでもなく、淡々とでもその日常の中に自分のスタイルを蓄積し、地に足の着いた生き方をしている姿を垣間に「当たり前って何だろう?」とまた考えさせられました。


長屋スタイルの古い町営住宅を訪れたのですが、すぐそばに墓場があり、猫が何匹も通り、ちらほらと高齢の人影が畑仕事をしたり、あいさつを交わすその雰囲気はまるで時間がとまったような空間でした。


夜遅くまで働いたり、難しいことを考えたり、人間関係に心を砕いたり、些細な立場や肩書についてくる責任に追われたり、そんな日常が自分にとって当たり前になり、それが自分の役割だと思いながらも、それとは別の生き方をしている人を目の当たりにして、「じゃあ、どっちが幸せか?」と考えたときにそんな比較も、正解もないだろうと思うのです。


一般的な価値観や評価でいくと、障がいはあるよりないほうがいいと思われ、能力は高い方がいいと思われ、地位や名誉や肩書も高い方がすぐれているとされ、お金や仕事もないよりある方がいいと思われています。


若者たちと一緒に活動をしていても、しばしば私のことをすごいとか、うらやましいとか、言われることがありますが、本当にそうなんだろうか?と本気でいつも思います。


まぁ、こういうことを言うこと自体、「何でもできて、それなりに評価も受けて、生活に困っていない人が何、のんきなことを言っているんだ」と言われそうだということもわかっていますが、だからこそあえてこの疑問を表明しておきたいと思うのでした。


この疑問は私が学校に行っているころから抱き続けているもので、「人の価値が能力で決まる社会なんて嫌だ、そんなところで私は生きたくない」という叫びなのですが、自分が客観的に能力が高い側の人間であるからこそ、本気にされない、疑問視される叫びでした。


でも、それが重度の障がいがある長女の存在によって、その自分の叫びがきれいごとでも何でもなく、自分の中心部分から発せられることはおそらく99パーセントは証明済みです。


でも、やっぱり自分自身の当事者性という部分では「そうはいっても、あんたは違うだろう」という疑念が自分の中でも1パーセントはあるような気がして、自分の中に葛藤をもたらします。


まぁ、その葛藤をエネルギーにして生きている感じもしますから、何も邪険にするつもりもないのですが、厄介であることも確かです。


そもそも、そんなに物事を難しく考えるからだろうと突っ込まれそうだ(苦笑)。


そう考えると、今日出会った当事者の方も日常に根差した生き方で自然体だし、私自身もこんなことをあれこれ考えながら追われている生き方も自然体なのかもしれないですね。


とりあえず、今日のところはそういうことにしおこう。


明日は夜に東京に移動し、明後日から研修実施のための国の養成研修に行ってきます。

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2016-05-22 22:42:06

人権のベース

テーマ:紀行・訪問記

今日は網走から研修をインターネット中継する予定でしたが、無線LANのつながりが予想以上に悪すぎて不安定過ぎて断念しました。


はやり、中継に無線はかなり無理があるみたい。


つながりやすいところなら比較的スムーズにいっていたのですが、今日のような機会を逃してしまい、とても残念です。


中継できないということは、録画もできなかったということなので、アーカイブのご紹介もできないのがこれまた残念です。


今日の講師は友人の又村さん。


制度のことを説明させたらおそらく日本一。


それは説明がうまいからということではなく、「どうにかして、制度をわかりやすく多くの人たちに伝えなければ」という動機が強いからにほかなりません。


今日、改めてわかったのはその又村さんをもってしても、差別解消法や合理的配慮について理解をしてもらうことはけっこう難しいなぁということ。


簡単に言うと「誰にも理不尽な思いをさせない社会をつくるためには」ということで、現状として実際に理不尽な立場にいるあるいは理不尽になりがちな人の代表例が「障がいのある人たち」ということなので、この法律の存在の意味があるのですが、どうしても「障がいのある人には優しくしましょう」的な誤解が付きまといます。


今日は午前中の研修で当事者を含めて、「虐待や差別の経験(されて嫌だったこと)」と「助かったこと」「こうしてもらいたいこと」という具体例を出し合ったのですが、同じグループで精神障がいのかあたちのぴあグループを支援している方が当事者から聞いたことがあるという「普通に接してもらいたいだけ」という一言に集約されると思います。


ただし、「じゃあ、普通って何なんだろう?」ということを問い続けることを忘れないという「おまけ」が漏れなくつかないといけません。


最近、「人権意識」の醸成、土台作りというものはいかにして進むのか?とたびたび考えることがあり、今日もまた今の日本という国の「人権」のベースについて考えてしまいました。


さて、今日は遠軽に宿泊中。


昨日はけっこうぎりぎりまで原稿と格闘していたので、そこそこ眠いです。


明日もロングドライブになるので、今日の夜は原稿を一休みして、早めに休むとします。

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2016-05-21 21:48:29

追われる週末

テーマ:ブログ

昨日、釧路に帰ってきました。


この週末はマジで真剣に本気で(そこで強調してみる苦笑)、原稿に向き合っています。


本当にやばい。


当初は4月の半ばが締め切りで、それが連休明けになり、それが今になっている…


でも、明日は朝早くからオホーツク地域へ出張のため、あまり夜更かしもできないし。


こんなことをしている暇があったら、原稿です!


明日は網走で行われる研修に共催企画でインターネット中継のため、そして明後日は遠軽で研修に事例として協力いただく、当事者の方にお会いして、インタビューと撮影です。


昨日、今日とオホーツク地方は日本で一番気温が高く、30度以上になりました。


明日も何だか暑そうですが、楽しみに行ってきたいと思います。


その前に夜更かししすぎずに原稿頑張ります。



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2016-05-20 00:26:19

人は変われる

テーマ:ブログ

今日は午前中に長年付き合いのある相談者のご家庭に訪問。


かれこれ7年ほどの関わりになるでしょうか。


今では日常的にサポートするわけではなく、何かあったときに連絡があって話を聞いたり、ちょっと手助けするような感じです。


今回も1年以上ぶりに連絡が来て、子どもさんの福祉サービスの利用や進路のことなど相談にのってほしいというリクエストでした。


行ってみると、ほとんどが近況報告のような世間話のようなおしゃべりを2時間ほどして終えました。


結局、困っていることがないわけじゃなかったようですが、ご自身で解決するだけのたくましさというのか貫禄が漂っていました。


「いや~、数年前に比べたら、表情にの余裕があるし、貫禄ありますよね」と伝えると、嬉しそうに笑っていました。


お昼には一昨日、面談をして釧路に来ることになった若者が漂着ランチに来てくれました。


ちょうど、釧路からスタッフが仕事で来ていたので、顔合わせをして、しばし歓談。


一昨日はかなりのピンチ状態で初対面でもあり、硬い表情でしたが、今日はずいぶんと柔らかい表情になっていました。


そういえば、昨日のたまり場交流会で「大人になったら、人はそう変わらない」ということが話題になりました。


言った人は「だから、無理に変化を求めるのではなく、ありのままを受け入れようよ」という意味で使っていたのですが、私はどちらかというと「人はいつからでも変われる」「いかようにも変わっちゃう」と思います。


つまり、資質的なものはそう変わらないけど、環境によって人は驚くほど変わると思うのです。


午前中のお母さんも、お昼の若者も出会った時とはずいぶんと変わったように思います。


それは、遺伝子か環境かという人格形成上の影響の比較というよりも、人の評価は常に人との関係や環境との関係において表出されることが大きいと思います。


昔の経験もあるけれど、大事なのは今、誰とどうつながって、どんな環境にいるのか?ということ。


それは、誰でもいかようにも変えられるのです。


だから、人はいつでもいかようにも変われる。


でも、社会の自由度が少なく、人とのかかわりも限定されるのなら、人の変化の幅は制約を受けます。


子どもたちや若者たちのためにも、環境が選べる幅の広い社会にしたいものです。



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2016-05-18 22:46:46

囚われの時代

テーマ:主義・主張

今日は久々にたまり場交流会がありました。


2年ほど前にはそこそこ定期的に札幌近郊で地域づくりや支援の仕事や活動をしている人たちが集まり、交流する場として開催していました。


今年からまた職場が札幌中心になったので、声がかかり、再開となりました。


今日は8名と非常にこじんまりで、それぞれの近況など話し始めたのですが、途中から一人が何気なく困っていることを話し始めると、にわか身の上相談会みたいになりました。


友人関係のことや仕事のこと、職場での人間関係、市民活動での人間関係など。


市民活動や支援の仕事や活動をしている人たちが、わざわざ集まってこうやって身の上相談しているっていうのも今の時代の象徴だなぁと思います。


身の上相談をする環境が誰にとっても周囲にないんですね、きっと。


いろいろなテーマや悩みがあったのですが、中でも話題として広がったのが、「ちょっと変わった人」おそらくは発達障がいなどの何らかのわかりづらい、見えにくいハンディや偏りを持った大人との関わりの話。


普段、相談の仕事でもしばしば目にするのですが、福祉や教育の現場で子どもなど支援の対象の人がバランスの悪い人でもそれを理解しようとしたり、必死にサポートするのに、親や同僚、仲間にいると様子が全く違うのです。


けっこう本気でイラっときたり、腹を立てたり、責めたり、悪口を言ったりする状況に陥るのです。


私はどうやらちょっとおかしな感性のため、子どもだろうが、大人だろうが、仲間だろうが、同僚だろうが、同じだろうと思うのですが、どうも一般的には違うみたい。


同じような意見をいろいろな場面においていろいろな人たちが語る様子を見ていると、背景には人の立場とか役割とか、肩書とか、そういったものに対する期待があり、その期待と現実が違うことにイラっとする様子がわかります。


ある人は、「子どもと同じ」と思うことで気持ちが変わると言っていました。


思ったよりも、「その人を見る」「その人と付き合う」っていうのは難しいようです。


ちょうど、数日前の釧路のNPOの理事会でも今年度の目標の一つを「一人ひとりが個人として尊重される」というものがありましたが、それと重なります。


当たり前なのに、実は難しい。


当たり前なのに当り前じゃないのが「その人としてみる」ってこと。


子どもや重度の障がいがある人たちなんてまるきり素でやっていますから、邪魔をするのが知恵や常識や分別や社会性のようなものたちです。


誤解されると困るので、もう少し説明すると別に立場や役割や肩書で人を見たり、その社会的な枠組みで人を見ること自体がものすごく悪いわけでもないし、一定の意味があることだとは思います。


でも、その枠組みを一定以上の意味を超えて、無意識に使っていたり、むしろそうした枠組みで自分の感性や発想が狭められるのならもったいないし、何よりもそれが無意識化されることはマイノリティを追い詰める根源になることは忘れてもらいたくないと思います。


もしも、少しでも自分の枠組みを緩めたいと思う人がいるのなら、何か頑張るとか積極的に勉強するとかそういうことよりも、自分を緩めるための手立てがおすすめです。


何度も言っているけど、獲得よりも捨てること。


これも、めっちゃ常識としてみんな信じているけど、何事も「得る」ことの方が「失う」ことよりも格段に上だったり、プラスに思われます。


でも、きっとそうじゃないと私は思っています。


思わされているだけで、「得る」だって「失う」だって「持たない」だって一長一短でそれだけでどっちがいいとか悪いとか決められるもんじゃないです。


結局はそれがいいとか悪いとか思っている自分自身だけの尺度だけが基準なのです。


私は生まれ持っての自由人なので、若くて多感な時期にはマジョリティや周囲の反応のようなものに少しは左右されたところもありますが、年を取ると失うものがないこともどんどんわかってきて、年々、シンプルになり、いろいろなものを捨てているような気がします。


これ以上、いろいろ言いだしたら、自分でも訳が分からなくなるから、やめよう。


さぁ、明日は朝から家庭訪問をして、お昼は先日つながった若者も一緒に漂着ランチです。


今日は、なかなか不毛な事務仕事で丸一日とられて、結構むなしくなっていたので、少しリカバリーするとします。

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