小沢一郎強制起訴で検察審査会の決議が注目される中で、もう一つの検察審査会の決議があったが、大きな話題に飲み込まれていく感じだ。もう一つの検察審査会の決議は横峰民主党参議員関与の恐喝事件で、横峰議員は知人に頼まれて恐喝を演出したようだ。プロレスラー数人を配しての恐喝劇を横峰さんが演出し、30万円を脅し取った事件だと言う。

 
 再度言うと、もう一つの検察審査会の「起訴相当」の議決が横峯良郎参院議員の「恐喝事件」だ。
 東京第四検察審査会の「起訴相当」と議決し、東京地検が再捜査をして、横峰議員に何度か任意の事情聴取をしたが、横峯議員は関与を否定したと言う。自分のことではなく知人の相談を受けて、乗り出したのが横峰議員だ。プロレスラーを含む6人が逮捕されたが不起訴となった。



 くどくど並べるが、地検は横峯議員の聴取は不可欠と判断した。そして、事情聴取だ。横峰さんに相談した男性を起訴する可能性もあるり、横峯さんの起訴の可能性もあるという訳である。国会議員が恐喝事件である。胡散臭い繋がりが指摘される横峰さん、賭けゴルフなどの噂もある横峰さん、小沢共生起訴議決の陰に隠れた、もう一つの検察審査会の決議。



 くどくど続けると、胡散臭いことの多い人だが、あの横峰さくらの父親としての、また、プロゴルファー横峰さくら育ての親として有名だ。国会議員になる前は、ゴルフコース上での親子の確執など話題になったが、娘は偉かった。親離れし成長した横峰さくらは、宮崎県の口蹄疫問題では、いち早く寄付を表明し、県や国の対応より先に、宮崎県口蹄疫の恐ろしさを全国に知らせた。



 国や県の担当者などよりも早く、横峰さくらは宮崎口蹄疫の被害拡大を知っていた。宮崎県も農水省も明らかに対応が遅れながら、自分達の働きを強調するが、横峰さくらの寄付表明が県や国が動き出すより先だったことを考えると、首も傾げたくなる。そんな事は兎も角、しっかりものの娘に馬鹿な親父の構図は珍しくはない。


 横峰さくらを育て、その知名度で国会議員になった横峰議員の娘離れの時は、恐喝事件での起訴かも知れないと、だらだら考える秋の日、検察審査会が身近になったと思いながら、すっきりと晴れ渡った空も見上げる。1949年から始まったという検察審査会。こんなに身近になるとは、思わなかったと空に向かって呟く。警察も検察も信頼できなくなり検察審査会が正義の砦になった呟く。