おー! また平安きましたよ~! しかも初期!!
気になっていた漫画・灰原薬『応天の門 』をついに入手いたしました。
「学問の天才 菅原道真」
「京随一の歌人 在原業平」
「平 安 の 最 強 バ デ ィ、 こ こ に 誕 生!!」
という、平安クライム・サスペンス なんだそうです。
道真と業平……年齢は離れてる(20歳業平がおにいさん)けど、たしかに同時代人です、が、まるで接点など考えたことなく、かなり新鮮な組み合わせです。
年代設定は、道真が18歳・業平が38歳となっていることから、862年となり(数え年齢としても861年)、タイトルからこの事件をどうしても彷彿させる「応天門の変」(866年)の4~5年前ということになります。
藤原良房や伴善男、帝(清和天皇)など、役者もそろってきています。
最後に高子嬢も出てきており、業平にまだ想いを寄せている様子……
絵は美しいけれど重厚で、てっきり男性作家さんかと思いましたが女性です! オヤジとかがやたらリアルです(;^_^A
キャラクターとしても、業平はオヤジに入るのでしょうが、こちらは色気ありすぎです!(自分より年下とは思えんが……まあ平安人の経験値ゆえということで) しかしこれが業平だ、っていわれたら、かなり納得の“酸いも甘いも噛み分けた”オトナ業平像です。
一方、少年道真のほうは、やっぱり活躍年代からいってどーしても脳内でオヤジを想像しがちなのは仕方なく、もう少年というだけで斬新な状態 しかも、たしかに道真って人、純然たる学者さんとしての資質を考えるとアリな感じですが、学問以外に基本興味ないクールで純粋少年設定! 美形だし、女子向けのキャラになっています。
あと特筆すべきは、あの本郷和人先生が監修なんですね~。単行本には、本郷先生コラムもありますよ~☆ 突然の登場にびっくりしてしまいました。