ついに禁断の扉がいま開かれる……なんて。
山本耕史くん演じる、期待の藤原頼長の登場です!


なんか(自分の中で)盛り上がってしまったので、大河ドラマ『平清盛』に山本頼長の登場があった回のみ、ミーハー覚書でもしようかと(^▽^;)



オープン直前に数秒のアオリ(見どころ紹介)がありまして、早速

  「徹底して粛清いたします」

と、冷たく言い放っていますよ。ちょっと土方歳三・貴族バージョンっぽい科白にも聞こえますが(笑)

つづくオープニングのクレジットは、 璋子さまと堀河のすぐあとでした。

さてさて、初登場シーン。
鳥羽院と得子が、臣を囲んでの菊の宴……おっ、きました、頼長と菊酒といえば。

きたっ、

   「私は不老長寿など望まぬ」
盃に浮かぶ菊の花びらを除ける頼長。


菊酒は不老長寿に効果があるとされていましたが、「長命を好まざるにより」菊酒を飲まないとの旨が、彼の日記『台記』 に記されています。「身命を惜しまず」というのが理由です。この記事自体は晩年(といっても三十代)のものですが、若いころからの信条であったとしてもおかしくありません。

というか、キャラとして素敵なんじゃないでしょうか。

いま若いと書きましたが、史実的には、頼長のこのあとすぐの内大臣昇任は1136年、頼長数えで17歳です。わっかいな~!

さて、パパの忠実&異母兄の忠通と、藤原三者ミーティング(?)のシーン。頼長に内大臣内定がしらされ、これからはお前が藤原の中心だみたいなことを言われます。
忠通にはこの時点で実子がなく、頼長を養子としていましたから、事実そういう流れではありました。
ただし、お兄さんとはウマが合わなそうなよ・か・ん……

次のヤマ場は、清盛との対決シーン。平家の行っている密貿易を見破った頼長は、清盛を呼び出して詰問します。
ちなみに清盛と頼長は、史実的には年齢2つ違い(清盛がお兄さん)。
しかし、青臭い持論を思いっきり展開した清盛に頼長、
  「なんとまあ、気の遠くなる愚かさよ」
…………
いやはや、しびれます~

清盛の去ったあと、何故かいる(笑、何故かは見逃した)高階通憲とのサシ対話! 名うての文科系貴族対決!……ってか、貴族ってそもそも文科系か?(笑)

通憲は、院政が乱れ切っているさまについて、頼長に
  「あなた様は見抜いておられる」
と。
苦い笑みを少しもらす頼長……かっこいいー♪
この組み合わせもなんか萌える~(?)
一癖ある文科系男子…たまらんな。若い男キャラがみんなさも「男子!」(体育会系)って感じのこのドラマで、貴重な存在です。と、いっても通憲はやや歳が上で離れますが(このとき30歳くらいのはず)。

にしても、ヤマコー色白いよね。
白塗りいらず。
はかなげで鋭くて。
うなじが色っぽい。

(斜め後ろからのカットが目立つ。)

そうそう、頼長“必須小道具”として、山積みの書籍! (を実際読んでいる様子)

らしさを盛り上げてくれます。