両国~浅草散歩 7月22日(土) | 東京散歩道

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「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

お散歩ナビゲーター 小島信康です。

 

今回は7月22日(土)に開催しました東京お散歩教室

「夏企画 両国~浅草散歩」の様子を簡単にご紹介します。

 

出発は両国駅から。

 

まずは、両国橋へ。

 

 

途中、国技館通りの力士像をチェック。

力士像は土俵入りのときの姿で、歩道に数種類の像が並んでおり

台座には歴代横綱の手形プレートが埋め込まれています。

 

 

両国橋は、明暦の大火後に隅田川に架橋された歴史のある橋で

現在の桁橋は、昭和7年(1932)に完成。

東京都選定歴史的建造物に選定されています。

また、場所柄、柵に軍配が施されていたり

土俵型のテラスがあったりと凝ったつくりをしています。

 

両国橋の次は、柳橋へ。

 

 

柳橋は、神田川に架かる中央区の区民有形文化財に登録されている橋梁。

現在の橋は、永代橋のデザインを採り入れ、昭和4年(1929)に完成。

昔、このあたり一帯は、舟宿が多く、花街として賑わい、柳橋芸者が有名だったことから

橋の欄干には、簪のレリーフがあしらわれています。

 

柳橋の次は、銀杏岡八幡神社へ。

 

 

途中、「鳴門鯛焼本舗 浅草橋店」に立ち寄って、おやつタイム。

 

 

銀杏岡八幡神社は、台東区浅草橋1丁目に鎮座する

誉田別命(応神天皇)と武内宿祢命を御祭神として祀る八幡神社。

銀杏岡の名は、源頼義・義家父子が奥州征伐に向かう途中

小高い丘だった当地に、銀杏の枝を差して戦勝を祈願し

その帰途、大きく繁茂した銀杏のもとに八幡宮を勧請したことからといわれていますが

名前の由来となった大銀杏は、江戸時代に焼失してしまい、現在は残っていません。

 

銀杏岡八幡神社の次は、須賀神社へ。

 

 

須賀神社は、台東区浅草橋2丁目に鎮座する、素盞鳴尊を御祭神として祀る神社。

由緒は、推古天皇の時代に武蔵国豊島郡に疫病が流行し

そのときに郷の人々が牛頭天王を祀った祠を建てたのが起源とされています。

また、江戸時代は氏子に浅草蔵前の札差が多かったことから

祭礼は、彼らの財力を背景に大変賑わい、その様子は「江戸名所図会」にも描かれました。

 

須賀神社の次は、第六天榊神社へ。

 

 

第六天榊神社は、台東区蔵前1丁目に鎮座する

天神第六代坐榊皇大御神、面足尊、惶根尊を御祭神として祀る神社。

由緒は、景行天皇の時代、日本武尊が東夷征伐の折に創祀したといわれています。

また、社地は、明治期の官立の図書館「浅草文庫」や

東京工業大学の前身である「東京高等工業学校」があった場所で

神社は昭和3年(1928)に、柳橋1丁目の旧地から、こちらに移ってきました。

 

第六天榊神社の次は、鳥越神社へ。

 

 

鳥越神社は、台東区鳥越2丁目に鎮座する

日本武尊を主祭神とし、天児屋根命と徳川家康を合祀している神社。

由緒は、日本武尊が東国平定の道すがら、当時白鳥村といったこの地に滞在し

村民がその威徳を偲び、白鳥明神として奉祀したことが起源で

その後、奥州征伐に向かう源頼義・義家父子が、この地を通った際

鳥が飛ぶのを見て浅瀬を知り、大川(隅田川)を渡ることができたことから

鳥越大明神と名付けられました。

例大祭は毎年6月で、千貫神輿といわれる大神輿が渡御する「鳥越の夜祭」が

盛大なことで知られています。

 

鳥越神社の次は、蔵前橋へ。

 

 

蔵前橋は、昭和2年(1927)に架橋された隅田川に架かる橋。

かつて西詰に蔵前国技館があったことから、欄干やバルコニーに力士が施されています。

 

 

蔵前橋を渡った後、墨田区側の親水テラスで記念写真。

皆さん、撮影ご協力有難うございました。

 

記念写真の後は、厩橋へ。

 

 

現在の厩橋は、関東大震災後の復興計画によって

昭和4年(1929)に完成した下路式タイドアーチ橋。

橋名は、隅田川西岸にあった「御厩河岸」(蔵前の米蔵の荷駄馬用の厩)に因んでおり

橋には馬のレリーフなどが施されています。

 

厩橋の次は、バンダイキャラクターストリートへ。

 

 

バンダイキャラクターストリートは、バンダイ本社ビル横にある

人気キャラクターたちの立像が並ぶストリート。

アンパンマン、ドラえもん、ウルトラマン、仮面ライダーなど

有名キャラクターが勢揃いしており、話題のスポットになっています。

 

バンダイキャラクターストリートの次は、駒形堂へ。

 

 

台東区雷門2丁目にある駒形堂は、浅草寺の伽藍の一つ。

浅草寺の本尊である聖観世音菩薩が隅田川より示現し

初めて奉安された地に建つお堂で、本尊は馬頭観世音菩薩。

天慶5年(942)に、平公雅によって浅草寺の堂塔伽藍が建立されたときに

駒形堂も建立されました。

現在のお堂は、平成15年に再建されたもので、別名「こまんどう」とも呼ばれ

毎月19日に開扉されます。

 

駒形堂の次は、浅草文化観光センターへ。

 

 

途中、隅田川西岸の親水テラスに下りて、駒形橋から吾妻橋まで、夜景を見ながらぶらぶら。

 

 

浅草文化観光センターは、浅草雷門前に平成24年4月20日にリニューアルオープンした

地上8階・地下1階建ての観光案内所。

最上階の展望テラスからは、東京スカイツリーや浅草の街が一望でき

この日は、遠くに足立の花火大会も見えました。

 

浅草文化観光センターの次は、浅草寺へ。

 

 

聖観音宗の総本山である浅草寺のライトアップは、平成15年10月から。

これは、江戸開府400年記念事業によるもので、国際都市浅草のイメージアップを目指し

本堂・五重塔・宝蔵門・雷門が、日没から午後11時頃まで、毎日ライトアップされています。

 

こんなふうにあちこちご案内して、浅草駅でお散歩は終了。

 

 

そして、ご希望されたメンバーさんたちと居酒屋で懇親会をして、解散となりました。

 

ご参加くださいました皆様、長時間お付き合いいただき、誠に有難うございました。

 

夕方からの夏の夜散歩、まだまだ続きます。

 

それでは、次回もどうぞよろしくお願い致します。

 

東京お散歩教室

http://tokyo-osampo.com