上野~秋葉原散歩 6月15日(水) | 東京散歩道

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「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

こんばんは(^-^)/


今回は6月15日(水)に開催しました東京お散歩教室

「上野~秋葉原散歩」の様子を簡単にご紹介します。


出発は上野駅から。




まずは、台東区東上野4丁目、東京地下鉄(東京メトロ)上野検車区の前にある

地下鉄銀座線の踏切をご案内。

こちらは、検車区の出入庫線にある、世にも珍しい地下鉄の踏切。

東京の珍スポットとして、ネットでもよく取り上げられています。


銀座線の踏切の次は、下谷神社へ。




途中、下町らしい景色が残る東上野の路地をチェック。




下谷神社は、台東区東上野3丁目に鎮座する、大年神と日本武尊をご祭神として祀る神社。

天平2年(730)の創祀といわれ、古くは「下谷稲荷社」や「下谷稲荷明神社」と称された

都内最古のお稲荷さんです。

銀座線稲荷町駅に名を残す旧町名の稲荷町は、この神社の旧称からとられています。




下谷神社で飼われている、アヒルのガーちゃん。

人慣れしており、撮影にも気軽に応じてくれます。


下谷神社の次は、徳大寺へ。




途中、かつては東北方面からの商用客で賑わいを見せた東上野の旅館街をチェック。




徳大寺は、台東区上野4丁目にある、妙宣山と号する日蓮宗の寺院で

寛永年間(1624~1645)に、日遣上人によって開山。

寺宝として奉安されている摩利支天が有名で、摩利支天像は江戸の流行仏の一つとして

庶民の人気を集め、現在も開運・厄除・勝利の守護神として、人々から崇敬されています。


徳大寺の次は、みはしへ。




みはしは、台東区上野4丁目にある、あんみつでお馴染みの甘味処。

こちらで、あんみつをテイクアウトして、上野公園でおやつタイム。


おやつタイムの後は、下町風俗資料館へ。




下町風俗資料館は、上野公園内、不忍池の畔にある台東区立の博物館。

庶民の歴史である下町の大切な記憶を次世代に伝えることを目的に

区内外から多数の貴重な資料の寄贈を受け、昭和55年10月1日に開館。

指定管理者制度により、公益財団法人台東区芸術文化財団が管理・運営を行い

主に江戸時代から昭和の中頃までに育まれた東京下町の文化的資料を展示しています。





資料館1階は、駄菓子屋と銅壷屋(火鉢に置く湯沸かし器を作る職人の住まい)が

並ぶ長屋と、通りに面した商家で構成された、大正時代の下町の街並みを再現。




2階には、玩具コーナーや、銭湯の番台、テーブルでパズルゲームなどが楽しめる

「カフェ下町」などもあります。


下町風俗資料館を見学した後は、不忍池(蓮池)の畔を散策。





夏の風物詩として親しまれている不忍池のハスは、延宝5年(1677)に刊行された

江戸の地誌「江戸雀」に、「涼しやと 池の蓮を見かへりて 誰かは跡を しのばずの池」と

詠み込まれており、古くから名所だったことがわかります。

そのような不忍池ですが、戦時中は水田として利用されていました。

そして戦後、池を復元するために水を戻し、ハス苗の収集と植え付けが行われました。

現在、不忍池にあるハスは、これらが交雑したものと考えられています。


不忍池の次は、心城院へ。




心城院は、文京区湯島3丁目にある天台宗の寺院。

江戸三十三観音霊場の第7番札所で、江戸名水の一つ「柳の井」があることから

「柳井堂 心城院」と称されたり、本尊に大聖歓喜天を祀っていることから

「湯島聖天」とも称されています。


心城院の次は、湯島天満宮へ。




この日は、湯島天満宮の女坂で記念写真。

皆さん、撮影ご協力有難うございました。




湯島天満宮は、文京区湯島3丁目に鎮座する

天之手力雄命と菅原道真をご祭神として祀る神社。

「湯島天神」は通称で、現在の正式名称である「湯島天満宮」は

平成12年3月に「湯島神社」から改められたものです。

由緒は、社伝によると、雄略天皇2年(458)1月、雄略天皇の勅命により

天之手力雄命を祀る神社として創建されたといわれており

南北朝時代の正平10年(1355)、郷民の請願により菅原道真を勧請して合祀。

江戸時代は、徳川家康をはじめ歴代の将軍が篤く庇護し、隆盛を極め

鳥居前には町もでき、大いに賑わいました。

社殿は総檜の権現造で、旧社殿の老朽化が進んだため、平成7年12月に再建。

境内は梅の名所で、紅白約400本の梅が植えられています。


湯島天満宮の次は、妻恋神社へ。




妻恋神社は、文京区湯島3丁目に鎮座する、倉稲魂命・日本武尊・弟橘媛命の三柱を

ご祭神として祀る神社。

創建年代は不詳ですが、日本武尊が東征の折、三浦半島から房総へ渡る途中で

大暴風雨に遭い、尊の妃である弟橘媛が海に身を投じて海神の怒りを鎮め

一行を救ったという、夫婦愛溢れる伝説が創建の由来となっていることから

夫婦円満、恋愛成就、縁結びのパワースポットとして注目を集めています。


妻恋神社の次は、3331 Arts Chiyodaへ。





3331 Arts Chiyodaは、千代田区外神田6丁目にある

平成17年に閉校した旧練成中学校を利用して、平成22年に誕生したアートセンター。

施設名称の3331は、江戸一本締めの手拍子を数字表記したもので

運営は合同会社コマンドAが行っています。

地下1階、地上3階の館内には、アートギャラリー、オフィス、カフェなどが入居し

展覧会だけでなく、ワークショップや講演会といった文化的活動の拠点としても使われ

無料で利用できるフリースペースも充実しています。


3331 Arts Chiyodaは、花房神社へ。




花房神社は、千代田区外神田4丁目に鎮座する、秋葉原の隠れスポット的稲荷神社。

ビルに囲まれて、今まで全く人目につかない状態で、ひっそり佇んでいましたが

隣接していた建物が解体されたことにより、ようやく全貌が明らかになりました。


こんなふうに、あちこち見どころをご案内して、秋葉原駅でお散歩は終了。

その後、ご希望されたメンバーさんとお茶をして、解散となりました。


皆様、長時間お付き合いいただき誠に有難うございました。

それでは、次回の「汐留~麻布十番散歩 」もよろしくお願いいたします。


東京お散歩教室

http://tokyo-osampo.com


【お散歩教室に、ご興味のある皆様へ】

東京お散歩教室は、ほとんどの方がお一人でご参加。 

土曜は30代から50代くらいまでの方、日曜は20代から40代くらいまでの方

平日は40代から60代くらいまでの方が中心となっています。     
新人さんも毎回多数いらっしゃいますので、初めての方でも安心してご参加いただけます。