岩本町~水道橋散歩 6月28日(土) | 東京散歩道

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「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

こんばんは(^-^)/


今回は6月28日(土)に開催しました東京お散歩教室

岩本町~水道橋散歩 」の様子を簡単にご紹介します。


出発は岩本町駅から。




お玉が池跡に鎮座する繁栄お玉稲荷大明神。

太田道灌をはじめ、歴史上の有名人が崇敬したといわれていますが

安政の大地震による火災で焼失後、本社は葛飾区新小岩にある

於玉稲荷神社に遷座。

こちらには、小さなお社がひっそり佇むのみとなっています。


繁栄お玉稲荷大明神をお参りした後は、柳森神社へ。




柳森神社の狸像。

柳森神社は、太田道灌が江戸城の鬼門除けとして、多くの柳をこの地に植え

京都の伏見稲荷を勧請したのが、はじまりとされています。

また境内には、徳川綱吉の生母桂昌院が崇拝していたものを移したとされる

「おたぬきさん」と呼ばれる福寿神が祀られていることから

あちこちに狸像が置かれています。




大人数にびっくりして、高所に避難中の「幸(こう)ちゃん」。

いろいろなブログや動画で紹介されている柳森神社の名物猫です。




柳森神社を出た後は、神田川に架かる「神田ふれあい橋」を渡り

秋葉原駅の南側を通って、mAAch ecute 神田万世橋へ。


mAAch ecute 神田万世橋では、まず「1935階段」「2013プラットホーム」

「1912階段」といった旧万世橋駅関連の施設をご案内。

その後、フリータイムを設けて、各々気になったところを自由に見てもらいました。





mAAchオリジナルグッズの取り扱いショップ「LIBRARY」に展示されている
大正時代初期の万世橋駅と駅周辺を再現したジオラマ。

非常に完成度が高く、大勢の人がカメラを向けていました。




お味が気になる「スイカサイダー」と「さくらんぼサイダー」。

こちらは、山形の特産品を扱っている「フクモリ」で、メンバーさんがご購入。




再集合の後、出発前に記念写真。

教室の旗まで持っていただき、皆さん、撮影ご協力有難うございました(^-^)/






「mAAch ecute 神田万世橋」を出た後は、出世稲荷神社と渋いお店が集まった

神田須田町の一角をぶらぶらして、錯覚美術館へ。




錯覚美術館は、神田淡路町にある「明治大学先端数理科学インスティテュート」の

錯覚と数理の融合研究拠点。

錯覚という現象を数学を道具に用いて理解する「計算錯覚学」の研究成果や

錯覚作品を、毎週土曜日に「錯覚美術館」として、一般公開しています。




静止図形なのに、ゆらゆら動いて見える「トゲトゲドリフト」。




浮遊錯視「ウサギの回転」。

画像に顔を近づけたり、遠ざけたりすると

ウサギたちが円上を浮遊しているように見えます。




文字列は水平に並んでいるというのですが、どう見ても斜めに見えてしまう

「文字列傾斜錯視」。


錯覚美術館で様々な錯覚体験をした後は、WATERRASの中を通って

御茶ノ水ソラシティへ。


御茶ノ水ソラシティでは、まち歩きの起点&情報発信の拠点となっている

「お茶ナビゲート」をチェック。




お茶ナビゲート入口にある「電子顔はめ看板」に、女性メンバーのある方が挑戦!

毎回ご参加くださっている常連さんですが、さて、このお方は一体誰でしょう?


お茶ナビゲートを見た後は、ソラシティプラザの地下広場、地上広場と巡り

続いて、東京復活大聖堂(ニコライ堂)へ。




明治24年に完成したニコライ堂は、関東大震災によって鐘楼が倒壊。

また、このとき発生した火災で、内部や木造部分の多くを焼損しました。

建物は、震災後修復工事が施され、昭和37年には国の重要文化財に。

緑青のドームはどこから見ても美しく、歴史が感じられます。


ニコライ堂の次は、太田道灌ゆかりの神社「太田姫稲荷神社」へ。





太田姫稲荷神社は、昨年、社殿修復と社務所新築工事が完了し

境内もすっきり綺麗に。

ただ、そんな中、古い狛犬がなんだか不安定な感じに鎮座。

どうにも気になってしまいました。


太田姫稲荷神社をお参りした後は、明治大学博物館を見学。


明治大学博物館は、以前からあった商品博物館・刑事博物館・考古学博物館を

統合して、平成16年に開館した内容充実のミュージアム。

常設展示室は、商品部門・刑事部門・考古部門といった部門に分けられ

それぞれのコーナーに、見応えのある貴重な資料がたくさん展示されています。




常設展示室「商品部門」。

大学が収集した日本の伝統的手工業製品(伝統的工芸品)が展示されています。




常設展示室「刑事部門」。

古代から近代に至る各時代の刑事法に関する資料をはじめ

江戸の捕者三道具や、犯罪捜査の役人が携帯していた十手・捕縄

江戸時代の拷問に関する資料、裁判に関する判例集、刑罰に関する資料

また海外の拷問具・刑具などの資料も展示されています。




常設展示室「考古部門」。

昭和25年に文学部考古学専攻ができて以来の、旧石器時代から古墳時代に至る

各時代の調査研究の成果が公開されています。





特別展示室では、ちょうどこの日から「オーソドックスな古文書展示 続編」という

企画展が始まっていました。


この他、日本を代表する作詞家・作家である阿久悠氏の業績をたたえる

「阿久悠記念館」(撮影禁止)にも立ち寄って、ミュージアムを後にしました。


博物館見学の後は、水道橋駅に向かってお散歩。




下りきったところで、振り返って撮った男坂。

皆さん、口をそろえて「上りじゃなくて良かった~」とポツリ(^_^;)




西神田にある「カトリック神田教会」。

昭和3年に完成した聖堂は、国の有形文化財として登録されています。




最後は水道橋駅近く、三崎町に鎮座する「三崎稲荷神社」を訪問。

夏越の大祓ということで、皆さん、茅輪くぐりをしてから

社殿にお参りをされていました。


こんなふうに、あちこち見どころを巡って、水道橋駅に到着。




そして、駅前の居酒屋さんで、土曜日恒例の打ち上げ懇親会。

今回は2テーブルに分かれてしまったので、全員がいろいろな方とお話できるよう

途中で席替えタイムを設けました。


ご参加くださいました皆様、長時間お付き合いいただき、誠に有難うございました。

(発表会用のお写真ご提供可能な方、よろしくお願いします)


それでは、次回のお散歩も、どうぞよろしくお願い致します(^-^)/


東京お散歩教室

http://tokyo-osampo.com