ご縁について | 東京散歩道

東京散歩道

「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

こんばんは(^-^)/


今回はちょっと逆説的なことを綴ってみます。


お散歩教室をPRするなかで

私はよく共通の趣味仲間との出会いを強調しています。


散歩好き、写真好き、旅行好き…


そう、これまで趣味を一人で楽しんでいた方が

うちの教室で感性の近い人と知り合い、親交を深め合う。


これこそは、どんなにお金を積んでも買えない

非常に価値のあることだと私は思っています。


ですので、私はうちの教室にいらしてくださっている全ての方に

そのような良いご縁が訪れてくれたらと願いながら

日々皆さんと歩いています。


ですが、この「ご縁」、良縁もあれば、一方で残念ながら

“そうでない”ご縁もあるわけでして、これが良縁なのか

そうでないのかを見極めることは、実に難しいことだと

私も頭を悩ませることが度々あります。


話は少し変わりまして、私はもう何年も前から

自分でサークルを運営したり、仲間が主催するイベントなどにも

随分と顔を出してきました。


で、これは特にアルコールが入った席で

見られがちな光景なのですが

オフ会などで知り合って意気投合してしまうと

まるで旧知の友と何十年かぶりの再会でも果たしたかのように

場が盛り上がることがしばしばあります。


私もかつて、そんな出会いが楽しくて

毎週末飲み明かしていた時期がありました。


でも、そういう風に出会って一気に盛り上がる人間関係は

概してクールダウンするのも早く、数ヶ月も経たないうちに

「あのときの盛り上がりは一体なんだったのだろう?」って

なることが結構あったりします(^_^;)


まあ、それくらいであれば特に問題はありませんが

初対面にも関わらずノリでうっかりメール交換をしてしまい

その後、幾度にも渡ってしつこいメールに悩まされ続けた

といった事例を私はたくさん知っています。


ですので、いくら盛り上がったからといって

簡単にメアド交換をすることを私はお勧めしません。


見知らぬ人同士が出会うシーンを提供している私が

このようなことを書くのは、いささかおかしいかもしれませんが

人と人との出会いは全て良きものであってもらいたい

と思うものの、実際にはそうでない場合も多々あります。


ですから、本当に心許せる間柄になるまでは

人とはある程度の距離を保った付き合い方をする方が

ベターだと、私は思っています。


ネットがきっかけのオフ会などでトラブルが多発しているのは

皆この距離感をうまく保てず

いきなりの急接近を許してしまっているからです。

(相手の素性もわからぬうちに

簡単に身の上相談をしてしまったりとか…)


私が東京お散歩教室で目指しているそれは

初めは軽い挨拶程度から始まって、何度か参加を重ねていくうちに

顔見知りとなって、半年、1年、3年、5年とかけて

親交を積み重ね、本当のお友達となっていく。。。


時間をかけ熟成して築かれた人間関係は

ちょっとや、そっとのことでは決して揺らいだりしません。


東京お散歩教室では、そんなふうに非常に緩やかであるけれど

でも自然に、しっかりと深まっていく…


そんな人と人との結びつきのお手伝いを

散歩を通じて、プロデュースしたいと思っています。


東京お散歩教室

http://tokyo-osampo.com