森友学園に関する国会質疑に対して、安倍総理の言っていることがどんどん変わっている。最初は森友学園の教育方針を賞賛。今は距離を置こうと必死になって批判するようになっている。国有地の払い下げにどう関係していたのかは明らかでないが、少なくとも自民党関係者の口利きがあったことは明らか。自民党総裁として、遺憾の意ぐらいは表すべきだ。

 

 安倍総理は最初の総理の時には、今に比べれば比較的丁寧に答弁していたが、再登場してからはまともな答弁をしなくなった。質問と関係のない自分の主張や野党の批判を長々と話す。自民党や政府に問題があっても謝ることをしない。トランプ大統領誕生前からトランプ流を実践していた。

 

 安倍総理は、大衆はウソであっても何度も総理が繰り返せばそのうち本当と思う、と考えているようだ。多くの自民党総理の国会質疑を見てきたが、これほどひどい答弁を繰り返す総理はいなかった。福島原発事故でも汚染水の漏れは続いており、格納容器の中は極めて高い放射能があるのに、「アンダーコントロール」と平気でウソを言うような総理には一日も早く退場してほしいものだ。