3月1日夕方来年度予算が衆議院で可決された。予算審議では安倍総理は終始強気で、民主党政権時代よりも景気が良くなり、賃金も上がったと言い続けた。しかし実際には実質賃金は下がっており、経済成長率は民主党政権時よりも低い。上がったのは株価と円安の恩恵を受けた企業の利益。

安倍総理は 自分に都合のいい数字を使ってごまかす答弁がうまい。よく分かっている人には嘘だと分かるが、自信を持って繰り返されると本当のように思う人もいるだろう。例えばGDPが上がらないで富裕層の収入が増えれば、それ以外の人の収入が減ることになるのは当たり前。しかし安倍さんは富裕層が豊かになれば他の人も豊かになると強弁を続けている。

安倍政権になって 非正規雇用がどんどん増え、貧困層が拡大している。中間層が崩壊して、一部の富裕層と多数の 貧困層に分解して来ている。つまりアベノミクスは貧困層拡大政策であることがはっきりしてきた。経済政策の観点からも安倍政権の退陣を求めたい。