細川さんを中心に昨日発足した原発ゼロ・自然エネルギー推進会議は、自治体の首長や議員もかなり参加して盛況だったようだ。


 国会では脱原発の動きが小さいため、官房長官や自民党関係者は高をくくったような冷ややかな論評を繰り返している。残念ながら民主党をはじめ今の野党は、政府にとって全く怖くない物分かりの良い野党になっていて、安倍政権に自民党が公約した原発依存からの脱却の実行を迫る迫力がない。


  ドイツでは少数勢力ではあるが緑の党が多くの国民の支持を得て、政権党となった社民党や保守党に脱原発を迫り、実行させつつある。


 細川さんの自然エネルギー推進会議はすでに幅広い文化人の参加を得ており、同時に自治体の首長や議員に支持が拡大してきている。国会議員の中からも細川さんたちに同調する動きが出てくるだろう。


    細川さんは1992年、日本新党を立ち上げた直後の参院選で4人の当選者を出し、翌年1993年の総選挙で躍進した野党勢力を結集して細川政権を成立させた「成功体験」を持っている。細川さんの動きが国政に影響を与える勢力に発展することを期待したい。