東日本大震災と福島原発事故発生から3年が近づき、当時を振り返り、これからを考えるテレビや新聞の特集が増えている。


  地震、津波ではその時点で大きな被害が発生する。それに対して原発事故では直後の被害よりも、帰宅困難、酪農など仕事を失うこと、そして関連死などその後の被害の方が大きく、いまだに被害は拡大している。


 この事故発生後3年の現実を直視すれば、原発の安全性は事故が起きるかどうか以上に事故が起きた時に国民生活が破壊されないかどうかを最も重要な判断基準とするべきだ。


 しかし残念ながら安倍政権は「世界でもっと最も厳しい安全規制を満たさない限り、原発の再稼働はありません」と国会で述べているが、この「安全規制」には事故が起きた時の避難や帰宅困難、仕事の喪失といったことは含まれていないことが私の国会質問(質問主意書と予算委員会分科会質疑)で明らかになった。


  国民の生活が破壊され無いことを優先せず、原子力ムラの利益を優先する姿勢だ。


 私が最初に立候補した時の政治団体名は「あきらめないで参加民主主義をめざす市民の会」。原発ゼロの実現まであきらめないで頑張りたい。