原発輸出に関して5/22付の毎日夕刊に「恥ずかしいぞ、原発輸出」という記事。全く同感。


  その記事の中で安倍首相はサウジアラビアで「日本は世界一安全な原発を提供できる」と述べたとある。私も3・11福島原発事故までは外国の首脳に同じようなことを言っていた。しかし3・11を経験し、その考えが全く間違っていたことが分かった。安倍首相は何を根拠に世界一安全な原発と言っているのか。これまでの安全基準が不十分として原子力規制委員会が検討している安全基準もまだ決まっていない。福島原発事故と地震の関係も検証は終わっていない。


  日本の54基の原発は自民党政権下で建設されたもの。事故が起きた時点で自民党が野党だったからと言って、原発の安全性に自民党が全く責任がないとは言えない。少なくとも、原子力規制委員会の安全基準など日本での新たな原子力安全政策が確立するまで、原発輸出は凍結すべきだ。