少し前に脱原発を目指す首長会議世話人の三上元湖西市市長から「どう計算しても原発は高い」というカラー刷りのビラを送ってもらった。


このビラよれば、4年前のエネルギー白書では原子力発電のコストを6円/kwh となっていたがウソだと断定。設備の減価償却や燃料費などの直接経費で8円/kwh強、原発関連の研究機関の費用や自治体への支払い、六ヶ所村のコストを含めると約12円/ kwh、使用済み燃料の10万年分の保管料がプラス82円、事故路の廃炉コストや賠償コストを入れると合わせて201円/kwhとなると述べている。


   原発が安いという電力会社の主張は、電力会社が負担するコストだけで計算し、使用済み燃料処理などのバックエンドや事故の補償などのコストは国の費用として計算外にしているからだ。国民の負担全体では三上さんが言うように原発の発電コストは極めて高くつく。


  それが分かっていながら何故原発を継続させようとするのか。原子力ムラの権益維持のためとしか考えられない。