一昨日の大阪での「脱原発講演会」の話が拡がり、いくつかのところから講演依頼が舞い込んでいる。語り部として、できるだけ応じるようにしたい。


   もう一つの私のライフワークとして「国会内閣制」に取り組む準備を始めた。内閣総理大臣は国会が決める。つまり議院内閣制とは「国会内閣制」を意味することは憲法を素直に読めば自明のこと。


  しかし現在の憲法学では「三権分立」という現行憲法のどこにも規定されていない原理を持ち出し、国会は立法府で内閣は行政府と分立した、つまり独立した権力として理解するのが通説となっている。このため、日本では内閣と国会の間に大きな壁があり、自民党政権下では内閣は明治以来の「官僚内閣制」のままであった。政権交代を経験し、改めてこの問題を深く掘り下げておきたいと考えている。