国会の会期末を待たず、自民党の総裁選、そして民主党の代表選が政局の中心となってしまった。


 私は谷垣総裁は3党合意で社会保障と税の一体改革法案を成立させたのだから、最後まで我慢して共通番号や定数是正など、残った重要な政策を進めることが再選につながると思っていた。


  第三極と現職国会議員の関係もあわただしい。大阪維新の会が政策を明示し、政策の一致する議員と一緒になろうとするのは筋論としては分かる。しかしその政策内容は、参院の廃止や国会議員定数の半減など、実現性が乏しく、受け狙いの政策が目立つ。それに対し、現職議員がこれまでの主張を変えて大阪維新にすり寄るのは見苦しい。