昨日、福島県いわき市で開かれた脱原発を目指す地方議員のネットワーク「グリーンテーブル」に招かれた。原発のある地域の声もしっかり聞く必要を感じた。


  1988年、原子力資料調査室代表の故高木仁三郎さんたちが中心となって「脱原発法」制定署名や集会が行われていた。私はすでに国会議員であったが、余り関心を払わなかった。結局当時の国会は動かず、脱原発法の制定は実現しなかった。今振り返ると、申し訳ない気持だ。


  首都圏全体からの住民の退避という、最悪の事態が紙一重であった福島原発事故を経験して、高木さんたちの先見性に頭が下がる思いがしている。国民の意思を国会が代表して、法律の形にしていくために「脱原発基本法」の制定を目指したい。