久しぶりにゴルフに出かける。もっとも、雷雨のためハーフで切り上げる。


 今日は、竜巻と雷で犠牲者が出たというニュース。最近頻発する自然災害を見ていると、何か自然が人間に牙を向けてきたようにさえ感じる。


 昨日、泊原発が定期点検で停止。国内の54機、全ての原発が停止したことになる。いずれにしても夏に向けて、節電などの努力が必要。首都直下型の地震などに備えて、病院や公共施設に自家発電機を装備すれば、同時に電力のピークカットにも利用できる。


  災い転じて福となす、という言葉がある。今こそ、欧米に比べて遅れてきた再生エネルギーや家庭用電池などを普及させるチャンスだ。


  また、大都市で大量に発生する食品廃棄物、生ごみ、糞尿などバイオマス廃棄物を、メタン発酵させて発電に使うことも可能。大田区にある「バイオエネルギー」という会社は、毎日100トンのバイオマス廃棄物をメタン発酵させ、発電と共に都市ガスとしても売っている。


  小水力も小規模な発電には向いている。地熱ももっと利用できる。


  こうした多様な発電を受け入れるためには、発電会社から独立した送電会社が必要だ。私が昨年視察したスペインやドイツなどヨーロッパの多くの国は、発送電が分離されている。風力や太陽光発電による出力変動は、今の技術をもってすれば十分吸収できることが実証されている。