第１４６回放送：『コミックマガジンＥＤＥＮにおける特別漫学』

『コミックマガジンＥＤＥＮにおける特別漫学』

今回の漫学は、ＷＥＢコミックサイト『ＥＤＥＮ』から１月１４日に創刊した『コミックマガジンＥＤＥＮ』について、出版社のマッグガーデンより編集の天野さんをお迎えし、『コミックマガジンＥＤＥＮ』の魅力、見所、読みどころについて、たっぷりとお伺いしちゃいました。

Ｑ　『ＥＤＥＮ』とは？

Ａ　以前、番組にご出演させて頂いた『小林ユミヲ先生』の「にがくてあまい」や『岡本ジュリー先生』の「アシ妻物語」等、１０作品くらい配信している「全部無料で読めるまんがの庭！マッグガーデンオンラインＥＤＥＮ」というＷＥＢコミックサイトになります。

※ＷＥＢコミックサイト『ＥＤＥＮ』はこちらをクリック！！

Ｑ　『コミックマガジンＥＤＥＮ』とは？

Ａ　普段はＷＥＢでコミックを配信しているのですが、「ＷＥＢだけでなく、何か面白い事をしたいな」と考えた時に、編集の人間が、気になっている漫画家を集めて何か出来ないかと思いました。まだまだ知られていない面白い作品を描く漫画家さんも沢山いるので、「多くの人に読んで頂きたい」と思い、先生方にお声掛けをさせて頂いて創刊したのが『コミックマガジンＥＤＥＮ』になります。ＷＥＢサイトと合わせて『ＥＤＥＮ』というものを、より知って頂けれ幸いです。

Ｑ　目玉、ラインナップについて教えてください？

Ａ　先ずは、番組にも出させて頂いた「アイ・アム・ア・ヒーロー」の『花沢健吾先生』のアシスタントでもあり奥様でもあります『岡本ジュリー先生』の作品です。ＷＥＢで連載している『アシ妻物語』とは違うテイストになっております。

また『小林ユミヲ先生』も『にがくてあまい』とは違った切ない作品になっています。

他にも、ＷＥＢで描かれている先生方の「スピンオフ作品」や新たな作家さんに参加して頂いたり『編集部が惚れぬいた、個性派＆実力派作家』総勢２１名の先生方によるオール新作・書き下ろし作品が盛りだくさんなので皆さん、是非お手に取ってみて下さい。

そして、後半は何と、「コミックマガジンＥＤＥＮ」ｖｏｌ.１で執筆頂いた作家さんから、「吹けよ風！」の『青木俊直先生』、「バイバイ、パラダイム」の『大澄剛先生』、「女教師サタディ」の『ニコ・ニコルソン先生』の３先生をゲストにお迎えして、「コミックマガジンＥＤＥＮ」掲載作品創作秘話や見所についてお聞きしました。

『青木俊直先生』とは、「ウゴウゴルーガ」「むしまるQ」「みんなのうた」「おかあさんといっしょ」等、子供向けテレビ番組のキャラクターデザイナー、アニメーターとして活躍する一方、「なのはなフラワーズ」や「くるみの木！」等の作品を発表。自信のフェイスブックで公開していた「あまちゃん」のイラストが話題になり、あまちゃんファンブックの表紙イラストを手掛ける等、多方面で活躍中です。

『大澄剛先生』とは、第２５回ＩＫＫＩ新人賞イキマンにて『トウ』で新人賞を受賞し同作でデビュー。同誌で連載を経て、単行本｢家族ランドマーク」「少女ランドマーク」を刊行。

その後、「ゴラクエッグ」にて「このゆびとまれ」を連載する一方、各誌で読みきり作品を発表しています。

『ニコ・ニコルソン先生』とは、会社勤務を経て、フリーのイラストレーターとなる。その後、漫画家としても活動を始め、２０１３年「ナガサレールイエタテール」「ニコ・ニコルソンの漫画道場破り」「ニコニコ妖画」「ニコ・ニコルソンの大人☆漫画」の４冊を刊行。現在は「ヤングアニマル」にて『ニコ・ニコルソンの漫画道場破り』を連載中です。

Ｑ　『コミックマガジンＥＤＥＮ』創刊号に描くにあたってのきっかけは？

Ａ　青木先生・・・何か、新しい作品を描きたいなと思っているときに編集の方からお声掛けを頂いたのがきっかけなのです。たまたま打ち合わせさせて頂いた担当さんが、学生時代にクラリネットをやっていたというのを聞いて、今までに描いた事の無いジャンルだったので、今回は『吹けよ風！』という「音楽漫画」というよりは『音楽系の高校の学園生活』いわゆる「学園モノ」の作品を描かせて頂きました。

大澄先生・・・僕も担当さんに声を掛けて頂いたというのが大きいです。

「作品は読みきりで」と最初にお話を頂き、何を描こうかと思っていました。その時に自分が強く思った事とか、作品を描いている時に、強く描きたいなと思ったモチーフが天秤だったので、そこに自分の心情も重ねつつ『バイバイ、パラダイム』という作品を描きました。