第134回放送:『風間やんわり先生における特別漫学』 | Nちゃんねる(仮) 漫学

第134回放送:『風間やんわり先生における特別漫学』

『風間やんわり先生における特別漫学』


 

今回のゲストは、漫画家『風間やんわり先生』にお越し頂きました。

『風間やんわり先生』とは、学生時代に借金返済の為に漫画を描き投稿する。その後、投稿した事を忘れていたが、1994年に修学旅行(沖縄)から帰ってバイトに行こうと思った時、講談社ヤングマガジン「ギャグ大賞」大賞の受賞の電話を受ける。翌1995年に「食べれません」で同誌連載でビュー。以来、「赤塚系ギャグ漫画家」として各誌で活躍されています。もちろん現在も「週刊ヤングマガジン」で『食べれません』を連載中です。


 

そんな4コマギャグ漫画家の『風間やんわり先生』に今回もアレコレ聞いちゃいました!


 

Q 漫画家になろう思ったきっかけは何ですか?

 

A 当時、借金が10万円ありました。その頃、お寿司屋さんでバイトをしていたのですが、バイト代が10万円で毎月使うお金も10万円でした。毎月が自転車操業で、全く借金が減りませんでした。そんな時、たまたま見た「週刊ヤングマガジン」で漫画を描けば賞金が貰えると知りました。佳作でも15万円貰えたので「佳作ぐらいは獲れるだろうと」と思い「ギャグ大賞」に応募しました。それをすっかり忘れてしまっていたのですが、「大賞を受賞しました」と連絡が入り嬉しかったのですが、最初に「幾らですか?」とお金の事を聞いてしまいました。その後、直ぐにバイトも辞めてしまいました(笑)。


 

 

Q 初めて漫画として仕上た作品は何歳くらいの時に描いたどんな作品ですか?

 

A ギャグ大賞に投稿した作品です。


 

 

Q 大賞を受賞した時の周りの反応はどうでしたか?

 

A 特に大きい反応は無く、小さいたかりがあるくらいでチヤホヤはありませんでした。さらに、校内の「漫研」の奴らは、プロの漫画家がいるのに挨拶にも来ませんでした(笑)。


 

 

Q 漫画家になって一番嬉しかった事、また辛かった事は何ですか?

 

A 嬉しかった事は、通勤などが無く「電車に乗らなくて良い事」ですかね。原稿も編集の人が取りに来るしね。逆に辛かった事は、家から出なくなり、動かなくなったので「足腰が弱くなった事」ですかね(笑)。


 

 

Q 子供の頃に影響を受けた漫画は何ですか?

 

A 漫画は色々読んでいたのですが、どれがどうとかはありませんでした。人並みに「週刊少年ジャンプ」や「週刊少年マガジン」は読んでしました。ただ、「週刊ヤングマガジン」は読んでいませんでした(笑)。


 

 

Q 作品を作る上で特に意識している点は何ですか?

 

A 凄くあります。4コマ漫画家なので「同じネタは描かない!」と言いたいところなのですが、つい最近やってしまいました。編集に「2週間前に同じネタやってます」と言われたので、吹き出しのセリフを変え違うものにしました。もし、それを見て気付いた方は、きっと僕の事が大好きなはずです。ちなみに同じ巻に収録されています(笑)。


 

 

Q もし漫画家になっていなかったら何になりたかったですか?

 

A ・・・無いですね。しいて言うのであれば、お寿司屋さんですかね。バイト先だった所を継ぐ的なね。

 

 

そして、後半は、何と18年間も「週刊ヤングマガジン」で連載されている『食べれません』についてお聞きしました。


 

『食べれません』とは、『風間やんわり先生』の4コマ漫画。デビュー作で1995年より現在まで「週刊ヤングマガジン」に連載しています。ご本人?や、ヤンキー、幽霊など様々なキャラクター達のあまりに生活じみた日常を描いた作品です。


 

Q 18年間『食べれません』の週刊連載をされていますが、ネタはどのような時に思いつくのですか?

 

A 締め切りが近いときに「ボーッ」としていると出てきます。例えば、洗濯機のCMを見ている時に「よし、洗濯機で1本!」という感じで何かお題を見つけても考えます。基本、週2日は仕事をして、その他は何もしていません(笑)。


 

 

Q 『食べれません』というタイトルの由来は何ですか?

 

A この質問は色々な所で聞かれるのですが、最初は「こんな漫画じゃ食べれないよ」とか「ちょっと自虐的要素も入れてるよ」とか、言っていたような気がするのですが、全然そんな事は思っていませんでした。今はもう完全に忘れました。ぶっちゃけ今からタイトルを変えてもいいと思っています(笑)。


 

 

Q 作品の見所は?

 

A 4コマギャグ漫画で見所というのはなんですが、キャラは下膨れていますが、「飛ばさず読んでね」という事ですかね。あとは「じっくり読まずさらっと読んでね」という事です(笑)。

 

 

そして最後にいつもの質問をぶつけてみました。


 

Q 先生にとって漫画とは?

 

A それ以上、それ以下でもない『漫画は漫画』です。

 

 

結論!まだまだ『食べれます!』・・・むしろ、お替り下さい。


 

ヤンマガKCスペシャル 講談社

『食べれません』 既刊14巻

著者:風間やんわり

 

 

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