テスト装置完成! ~ アルカリ乾電池対決【第2ラウンド】 | 夏休みの自由研究・工作にピッタリ!工作教室と材料販売のミュウテック工房

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昨日の続きです。

 

 

先月このブログで投稿した

「アルカリ乾電池対決」

 

 

 

このときは

LEDがどれだけ長く点灯できるのか?

というテストでしたひらめき電球ひらめき電球ひらめき電球

 

これは

かなり小さい電流(10~50mAくらい)で

だらだらと電気を消費させる方法です。

なので24時間も掛かっちゃいました(^^;

 

 

と、これに関して

一部の読者の方からテスト方法についてご指摘を頂きました。

「エボルタはモーター動力くらいの電流消費でその威力を発揮する」、と。

 

確かに

CMでやっているのは

モーターで動くロボットが断崖絶壁を登りきれるか?

みたいなものばかりですもんねロボット

 

 

 

 

ということで今回は、

 

模型用小型モーターの代表格

マブチ FA-130RA を使って

 

最強ブランド、パナソニックのエボルタ

庶民の味方、ダイソーのアルカリ乾電池

 

モーター回したら

どっちがどれだけ長持ちするのん?

 

のテストをやってみよう!という企画です。

 

 

 

 

前回の記事では

テスト装置を作ってみた!というところまでお知らせしました。

 

 

今日は試運転です。

 

 

 

対決本番では

モーターを回す電源として

エボルタとダイソーのアルカリ乾電池を使うのですが、

 

とりあえず試運転は

充電池のパナソニック(旧三洋電機)エネループで動かしてみます。

※測定回路は全く別の電源で動いています。

 

動きました。

 

うしろのオシロの画面には

フォトインタラプターの出力パルスが

表示されているのが見えます。

 

 

 

液晶パネルにも表示が出ています。

 

一行目の両端の3桁の数字は

1秒間あたりの回転数です。

 

つまり左側のモーターは

1秒間に124回転している、ということです。

車やバイクのタコメーター的に表現すると

124[回転/秒] × 60[秒] = 7440 回転/分(rpm)

となりますね。

 

その間のカッコで括ってあるのは経過時間です。

 

 

2行目の数字は

回りはじめからの累積回転数です。

 

今回の比較テストでは

電池1本で何回転できるか?

で決着をつけようと思っています。

 

つまり

この累積回転数が大きい方が勝ち!ということですグッ

 

 

 

 

ここから先の紫文字のところは

かなり理屈っぽいので

モーターの仕組みなどに興味のある方以外は

読み飛ばしてくださいねえー?えー?えー?

 

 

 

さて

モーターはただ単純に回ることはありません。

何らかの「お仕事」をするために回るのです。

 

電車ならば移動する、とか

扇風機では風を送る、とか

 

モーターの回転運動が

何らかの仕事に変わるわけです。

 

この仕事を

荷を追うと書いて 負荷 と呼びます。

 

そして

人間の仕事にも

個人個人に見合った量があるように(あー耳が痛い)

 

モーターにも適正負荷という

そのモーターに適した負荷量があります。

性能表を見ると、FA-130RAの場合は 0.39mN・mとのこと。

でも

この負荷の量を測る機械は持ってないので

その下の「適正負荷時の回転数」を目安にして

負荷を与えることにしました。

 

6500r/min(回転/分)と書かれていますから

1秒間の回転数に換算すると

6500 ÷ 60 ≒ 108回転/秒

となります。

 

そして

負荷を与える方法としては

「同じモーターを回す」

としてみました。

 

電池で回転させるモーターと

何も電源につながっていない別のモーターの

軸どうしを輪ゴムでつなげて

回転運動を伝達させ、これを負荷としました。

軸に差し込んだプーリーのかけ方を変えれば

負荷の大きさも調節できます。

 

ただ問題は輪ゴムでして

ちょうどいい大きさの輪ゴムを探すのに手間が掛かりました。

 

それを解決してくれたのがコチラ。

東急ハンズで見つけた

「オーバンド カラーセット 混色/混サイズ」

色んなサイズの輪ゴムが入っています。

 

この中の青色の輪ゴムがジャストサイズでした。

 

 

なんか

エンジンのファンベルトっぽくてカッコイイね。

 

 

実際に回してみると

おお、110回転/秒前後ですね。

適正負荷時の回転数108回転/秒に近い数値です。

これで行きましょう。

円板の回転模様がちょっと不気味ですが

 

 

 

ということで

テスト装置も完成しました。

 

 

さぁ次回は

いよいよ対決の第2ラウンドです!

 

 

 

本日も

最後までお読み頂きありがとうございます!