日銀がセコイ利下げの0.2%で、嫌気したのか??週末不安での売りなのか?日経平均、2時半から急落し452円安の8576円。
 結局、週足での反転のシグナル、陽包みは否定され、月足ロウソクの下髭のみに。
問題は、3時前に行われる月末のMSCIバランス買いが弱いという事。
考えて見れば、米国の金融、FRBによる資金提供で保っているだけで、動きとしては、レバレッジ(倍率)の縮小、売り需要はあれども、買いはね、余程美味しくなければ動かないようですね。
 
 週末の大きな動きとしては、三洋電機のパナソニックによる買収話。
 リチュムイオン電池に対しての買収劇と思われるが、背景には、GS証券のレバレッジ縮小による資金の引き揚げも。
 パナソニックとしては、SANYOブランドは、必要ないと思う、態々、知名度の高いNationalブランドを切って、Panasonicに統一し、ビクタ-をカット。
 逆に言うと、今後2次電池は、大きな産業となる可能性があるとパナソニックは見ているのかも知れません。
 思惑的には、電池関連で古河電池とGS・ユアサ、シコリ玉をコナシ、トレンドが反転するとは考えにくいが、短期的は、乱高下が期待されますね。^^

 三菱商事 通期予想を下方修正(5800億円→5200億円)したため、出来高を伴った嫌気売りで、201円安の1603円。
 一応、5日移動平均線はキ-プしているが、25日線で頭叩きで迷わず売りの形。
(原油市況次第かも知れませんが、レバレッジ縮小の流れが変わらない限り、難しく、米国大統領が、オバマになったら、更に、売られる可能性も)

 eワラント取引概況はプット・コールレシオ*:97%(前日比-14%)10月30日
新規買い指数** :7%(前日比-11%)
日経CALLの利食い売り、調整狙いの日経PUTの買い目立つ。ホンダPUTは短期売買活発。

 朝の外資系証券12社経由の注文状況は、売り4280万株、買い4340万株、差し引き60万株の買い越しとの観測。

 引け前10分での急落ではあるが、調整範囲内 by フィスコの村瀬氏

 日経平均は大引けにかけて下げ幅を広げ、452.78円安の8576.98円。
 日銀金融政策決定会合の結果待ち状態が続く中、これまでの0.50%から0.30%への引き下げと、4対4で議長決済となったことが嫌気された。発表直後は強弱ともに反応を示しづらい状況であったが、3連休を控えていたことと、為替市場などでは0.25%引き下げを織り込む格好で円売り圧力が強まっていただけに、大引け前10分で一気に下げ幅を広げる状況であった。
 また、これまで続いていた大引けにかけての年金資金とみられるPKO的な動きが控えられていたことも、下げ幅を広げる要因となったようである。ただ、利下げ後には反動は意識されていたほか、日経平均は直近3日間で1800円の上昇をみせていたこともあり、引け前10分での急落ではあるが、調整範囲内であろう。
 
 ユーロ/円が再び円高基調をみせているが、来週には欧州中央銀行(ECB)定例政策委、政策金利発表のほか、欧州連合の首脳会議が開かれるため、欧州の動きに期待したいところである。
 日銀による0.2%利下げについては失望に近い面はあるが、世界的な協調政策には乗ったことになるほか、今後はドル買い介入なども意識されてくるため、米国の金融安定化策への支援と行った見方とすれば、金融危機を克服するため主要各国と同調したことは評価されよう。
 また、公的年金とみられる買いが過度な不安を後退させる流れをみせているほか、日経平均は週末こそ弱い動きをみせたが、月足ベースでは長い下ヒゲを残す格好となり、2003年4月の安値を上回ったことで、下ヒゲ部分はオーバーシュートのイレギュラーとみれば、中長期的なダブルボトムを形成したとの見方も出てこよう。

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