日経平均、米国の中間選挙後の暴落は無く、17円安の16198円で取り引きを終えている。NY市場は、与党共和党の敗北を無視し、約20ドル高の12176ドルと過去最高値を塗り替えている。
 明日のSQの裁定は、16100円前後の攻防と思われるが、9月の機械受注は、プラスになる予定で、SQ裁定後は、今晩のNY次第かもしれませんが、先高感がある。
 日経平均のロウソク足、陰線の十字線、相場の転換期と見れますが、5日線に頭も届かず下落トレンド、明日のSQ後に変化が現れるか?

eワラント取引概況は、プット・コールレシオ*:59%(前日比+9%)11月8日
新規買い指数** :33%(前日比+0%)
日中は個別株プットの利食い売り多い、夜間は取引対象が広がる。

フィスコの村瀬氏は、大手銀行株に対する売りが止まらず
 米国市場は、米中間選挙通過による不透明感払拭からNYダウ、ナスダックともに続伸。
 国際優良株主導の上昇から日経平均は下げ渋りをみせているが、内需関連の下落影響から一目均衡表では遅行線が過去の実線を上から下に割り込む、下方転換シグナル発生の可能性が高まってきている。
 明日上昇することができればシグナル発生を回避させる可能性はあるが、目先的には雲上限である15940円レベルが意識されており、弱気ムードが強まってきている。
 ただ、好業績銘柄への個別物色は継続しているほか、マザーズ、ヘラクレスは小幅ながら上昇している。冷静に個別銘柄への物色姿勢を強める流れは評価。としている。

 朝の外資系証券の注文状況は、売り3590万株、買い3170万株、420万株の売り越し

11月第1週(10月30日~11月2日)投資主体別動向(億円)
          現物   日経先物   TOPIX先物    差引
   自己     -1678      15      2191     528
   外国人    -1642     -203     -1232    -3077
   投信      245      196      -139     302
   生損保     42      -11      104     135
   都長地銀    98       4       35     137
   信託銀行   -823      -32      -942    -1797
   事業法人   1274      138       -4    1408
   個人     2421       -       -    2421
(先週は、外人の大幅売り越しですね、16800円の壁は厚いと言う事ですね。)

寄り付き前の注文で、主な買越銘柄はソニー18万株、セブン&アイ12万株、三菱商11万株、ヤフー1930株、みずほFG290株など。
 一方、売り越しではNIS113万株、三菱自104万株、野村43万株、イオン30万株、日立造28万株、いすゞ21万株、双日20万株、NTTドコモ2440株、三菱UFJ850株、三井住友FG490株、SBI450株などが

 後場寄り付き前の注文で、主な売越銘柄は、三菱UFJ360株、みずほFG330株、SBI170株。
 一方、買い越しでは、インボイス440株、NTTドコモ420株、グッドウィル160株

野村H・D 48円安の1957円 政府税制調査会が7日に総会を開催し、株式譲渡益や配当に対する10%の軽減税率継続に逆風が強まったことも改めて嫌気。
 大手証券は株式の売買委託手数料への依存度は低下し、証券税制改正の収益への影響は軽微との見方もある。しかし、与党内には軽減税率の継続に前向きな意見もあり、「税制論議は先行きが見通しにくく、不透明感が最大の売り材料」との声。

KDDI 22000円高の772000円 番号継続制度で、KDDIの加入者数は10月31日までに差し引き9万8300件増加したと8日に発表。減少したNTTドコモとソフトバンクを引き離し、KDDIの優勢が改めて確認できたとの見方から買いが先行。
 しかし、KDDIの優位は当初の予想通りとの声も多く、「年末商戦に向けて、今後も他社に対する優位を保てるかが株価を左右しそう」と話も流れている。

船井電機 160円安の9790円 9830円を下回って年初来安値を更新。06年9月中間決算を発表し、07年3月通期の連結業績予想で、経常利益は前期比6%増の292億円になる見通しとし、従来予想から4億円減額修正。
 米国景気の減速懸念など先行き不透明感が強く、製品価格の下落など厳しい環境下で、市場では「これまで下値支持線となっていた1万円の大台を維持するのが難しくなってきたと印象付ける相場付きだ」としている。
(勝ち組の家電メーカーですが、減額修正を出すと売り叩かれますね。)

オリックス 1950円安の30300円 好決算を出したが、当面の利益を確定売りで大幅下落。 不動産関連事業の伸びなどで、06年9月中間決算で連結純利益は前年比9%増の913億円と過去最高。また、あおぞら銀行株の売却益などの計上で通期の利益見通しを上方修正したが、これまでの株価推移は他の金融関連株に比べ堅調だったとの話も出ており、弱含みな展開。

三井不動産 145円安の2685円 JP・モルガン証券の格下げで続急落。
 投資判断を弱気に引き下げ、目標株価2650円を継続。
リポートでは、同社の焦点の定まらない多角化経営によって中長期の収益成長の鈍化が懸念されるとしている。
 市場では、「同社株の売り推奨リポートは数少なく、サプライズにつながっている」との声もあり、今後の出方が楽しみ。


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