クリスマス我が家は、息子の熱に始まり、
お姉ちゃんも38度と、家族体調崩しで看病に励みつづけた一週間だった
プロコーチ・教育コンサルタントのてるみんです。
そんな看病の間、子どもとテレビを見ていると、いい番組を見つけました!
NHKの「Q~こどものための哲学(てつがく)」です。
Q君という小学生3年生の男の子とぬいぐるみのチッチが一緒に
「死んだらどうなるの?」
「なんで勉強しなきゃいけないなの?」
「ルールって本当に必要?」
などなど、
毎回、子どもたちがふと疑問に思う一つのテーマ取り上げ、
それについて、じっくりと問いに向き合います。
この問いのセレクトがなかなかいいのです。。
つい先日、家事をしていて、息子が、
「死んだらどうなるの?」
などど壮絶な質問をしてきて、うまく答えられなかったので、これはいいタイミングだと思い、一緒に見ました。
4歳の息子がどのぐらいわかっているか
がわかりませんが、何らかのことを感じたのではないかと思います。
この番組がいいなと思うのが、
いろんな角度から考えてみようとすること。
お友だちの意見を聞いてみたり、
いろいろな角度から考えるシーンを与えて、
考えさせてくれます。
【Qワードおぼえうた】なんてのもあります。
音楽に合わせて、
「なんで?」
「もし~だったら?」
「他の考えは?」
「そもそも?」
「くらべると?」
「立場を変えたら?」
などなど、思考を広げる問いの使い方を教えてくれます。
番組の最後は、Qくんならではの答えを言う場面があるのですが、あくまでも自分の答え、自分の答えを自分で考えて出すこと意味がある、
そんな締めくくりになっています。
そんな自分の答えを自分で考えて出すこと、
哲学者、苫野一徳さんはそれを、【納得解】と言っています。
「なぁるほど、そう考えれば納得できるな」という解のことです。
苫野さんは、哲学の意味を、
「『正解』のないさまざまな問いに、『納得解』を与えたものなのです。」
ともおっしゃっておりました。
もはや、正解なんてわからない時代、
これからの時代、必要なのは、自分で【納得解】を導ける力なような気がします。
自分が何に違和感を感じるのか、何に賛成だと思えるのか、そんな感覚を感じ取り、問いをもって歩いていく。
子どもたちは、この【納得解】=自分ならではの正解を自分で導ける人になって欲しいと思います。
ぜひ、Qくんを家族で見て、みんなで議論するのがおすすです!
苫野さんの本です↓
『勉強するのは何のため?僕らの「答え」の作り方』