経皮経肝胆道ドレナージ 2 | みおすたちんのブログ

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今筋トレ休止中のがん患者の記録

前回のエコー検査と説明から1週間経った頃。

1月初めからの毎週血液検査と、エンシュアでの栄養補給、ロキソニンでの鈍痛(癌の痛みに拠るものか、胆管の拡張に拠るものか不明)の低減等の処置が続いてましたが、1月の半ばを過ぎた頃。

主治医からエコー検査後に説明があり、肝臓内の胆管は安全に施術できるレベルにまで拡張しました。この時を待っていました。
できるだけ早い段階で、ドレナージをしてしまいましょう!

と、なんだか嬉しげに説明。

その1日後、レントゲン室で施術を行うことになりました。

手術用の太い点滴針を腕に挿し、レントゲンの台に横になり、指先に心拍、脈拍管理のモニターを取り付けて、準備OK。
エコーのモニターとレントゲンの映像を見ながら、針を指す場所を決め、施術箇所に3,4本くらいの麻酔注射。
更に、点滴から麻酔薬が注射で流し込まれ、割りと頭がクラクラしてきました。

その状態で、鳩尾部に衝撃。

医師の指示に従って、タイミングを合わせながら呼吸を止めている間の2,3秒の間にチューブを指先で肝臓内の胆管に送り込み、同じく、2,3秒間送り込みを中止して呼吸をする。
肝臓・・・というか、体内に異物が入ってくる感覚、狭い部分をぐいぐいと周囲を圧迫しながら侵入してくる感覚は、麻酔をしているといえども、実際は結構苦しいもんでした。

施術の終盤が近づくと造影剤を流し込み、十分にドレナージ効果が出るであろう場所まで、チューブが到達しているかどうかを確認。その後何度か更に深い部分までチューブを入れ込む作業をして、最後にもう一度造影剤を使って、確認。

施術時間は、1時間から1時間半、と聞いていたが自分の場合は30分程度で終わった。

正直、ホッとした。

チューブを差し込んだ後は、抜けたりしないように挿し込んだ部分に糸を使ってチューブを括りつけ、結紮。

そのまま鋤骨に沿ってチューブを這わせ、そのチューブを大きなテープで身体に貼り付けて固定。
テープとチューブに「ズレ確認用」の目印をマジックで書込み、術式はこれで全て終了。

思ったよりも相当早く終わったので、主治医は結構驚いてました。やはり術中に痛がったり、苦しがったりして中々チューブが進められず、時間がかかる事が多いそうですが、自分の場合は殆どノンストップで進められたので、この時間で済んだと。

なんでしょうね。多分、人一倍鈍いのではなかろうか。うん。

この後、3日間は絶対安静、特に上体は絶対に起こしたり、ねじったりしないように。留置したチューブがずれると、また大変なので、という説明がなされ、術が終わったら、その場からよいしょー!と看護師4人がかりで、電動ベッドにそのまま移動。

んで、そのまま元の大部屋まで移送。

こっから割りと大変な一週間が始まるんですけどね・・・