早いもので師走、年末の準備がはじまります。
高地で農地がなく稲わらの入手が困難な高野山。
宝来(ほうらい)を神棚や床の間に掛けて、しめ縄代わりとなったといわれています。
年末に新しいものに取り替えて一年間掛けておく宝来は、三種類。
その内訳は、「寿」・「宝珠」・「干支」です。
御朱印があるのはご祈祷された証なのです。
お申込みを頂いた皆さんへお渡しの準備ができました。
「どこに掛ければよいのですか」と尋ねられますが、原則どこでも可能です。
あえてご紹介しますと、
寿は、玄関の鴨居、なければ壁。
宝珠は、台所の神棚、なければ壁。
干支は、床の間、なければ居間の壁。
壁に貼る場合、下に色紙を貼っておくと宝来が綺麗に見えます。
良い一年を過ごせるように祈念します。
高野山から届く縁起の良い宝来で、新年を迎える準備にとりかかりたいと思います。