それはそれぞれ異なった環境や立場で、違う考え方を持って活動しているので、
他者がやっていることを相手の状況をよく知らないで
否定するとトラブルやケンカになってしまいます。
そうすると、このような活動は閉塞感を持つのです。
「私が正しくて、相手は間違っている」
「私のやり方が一番いい。あんなやり方はダメ」
私たちが陥りやすい思考の落とし穴です。
違った考え方やアイデアがあるから文化は進化向上をしていきます。
考えや思考の違いを生かし合う。
それが成熟した平和な社会の原点だと私は思っています。
考えや立場の違いを生かす社会とはいえ・・・・・
命あるものが苦しがっている。
年老いた命がこれは辛いのではないか・・・・
ときにはそんな他者を思いやる想像力は
私たちが平和に暮らすために必要不可欠なもので、
ジョン・レノンの「イマジン」がその世界観をよく表現しているなぁ
と。
さて。。。。いつもと違う、今日のブログ。
いったい何を伝えたいかと言うと・・・・
保健所から引き出した老わんこ・あさひの状態が最悪なのです。
あさひのお部屋。右側にあるスロープの先は
犬ドアで、ここから広い草地の外に行けます。
ですが、お腹に血だまりと腹水がものすごくたまっていて、
肩で息をしています。
立ったり座ったりもおっくうそう。
「あさひぃ~~~」
「はい」 お返事もできる良い子です。
ですが、食欲はあまりなく、大きな体なのに
うんちは小指の先くらいずつ。
おしっこはかなりひんぱんですが、
おトイレではしてくれず部屋中どこにでも。
部屋中、どこにおしっこされても、そうじをすればいいので、
そんなことはいいのですが・・・・
見てください!このお腹!!
まるで大太鼓のように、触れただけでポンポンと響くくらいです
心臓半分、ひどい末期の状態。
腹水もそこからきています。
あさひは夏に捕獲されてから、ずっと保健所にいたのです。
こんなになるまで。
こんなになるまで。
こんなになるまで。
コンクリートの床のまま、
シーツの1枚もひかない。
こんな老犬をただの1度も病院に見せない。
フィラリアの検査も血液検査も、ノミ落としさえ、やってもらえない。
体中、水あめをつけたように、ベタベタです。
かゆがっているのに、この状態ではシャンプーをすることができません。
いったい、保健所はなんの機能をしているのでしょう?
何が保健所の仕事なのでしょう?
これをネグレクトと言わないのでしょうか?
そんな飼い方をしてはいけない。と指導をする場所で
行われる飼育放棄。
これでは一時預かる意味がありません。
忙しい?予算がない?
でもそれを工夫していくのが、保健所での「仕事」です。
ここはアジアのどこの貧困な国の保健所ですか?
ましてや、こんな子が冷たい底冷えのするコンクリートの上にいたら、
人として1枚のふとんを敷く。
なぜ?そんな発想がないのでしょう?
ましてや、性別も体重も公示と違っていて
健康状態もめちゃめちゃなのに、「元気そうです」とは、
ブラックジョークを通り越してホラーです。
あさひは、私がこの子の存在に気がついて、すぐに
わんにゃんこさんに連絡してから、そんなに日にちがたっていません。
その短期間に、いきなり腹水がたまったわけではありません。
ある日突然、こんなになるわけではないのです。
これはゆゆしき問題です。
朝日です。
どうぞよろしくお願い致します。