1つでも多く返す | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

2週間、私はできる限りのことをやろうと心がけた。

『1つでも多く持ち物を返す』
というのがこの展示場の1番の目的。

それは、
「1人でも多くの人に来てもらう」 
「来てもらった人に見つけてもらうよう、探しやすくする」
この2つに尽きるのではないか。

広報はすでに、市役所のHP掲載、
ラジオ放送、仮設住宅へのちらし配りなどがされていた。
再度市役所に、「広報をよろしくお願いします」
とお願いし、毎日の活動は
展示場を見やすくすることに専念することにした。


★まずは、新着コーナーと名前が分かるもののコーナー
をもっと目立つように、
大きなボードに貼って、入り口付近に持ってきた。

山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-拾得物展示場後  手前に写ってるのが、新着&名前が分かるものコーナー

★結婚式の写真も整理整頓。

山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-拾得物展示場後

★集合写真も全部入れ替えて、高さをそろえた。
あまり高く貼りすぎないようにした。

山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-拾得物展示場後

★こちらの集合写真も整理し、位牌の名前リストも更新。

山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-拾得物展示場後

★ハガキや卒業アルバム、卒業証書など
とにかく気づいたものは、
名前のリストを書き直して更新した。

山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-拾得物展示場後

さらに、
★1枚バラバラで見つかった写真は、
赤ちゃん、子供、成人、お年寄りと分類し
入り口から順々に成長していくように並び替えることに。

★白黒写真は分類し、新たにコーナーを作った。

基本は自由に任せてもらえたので、
そこは楽しんでやらせていただいた。
一般ボランティアの人達からもどんどん改善案が出てきたので、
採用できるものはどんどん採用するようにした。

それから・・

★他はどんな感じだろう、と気になったので
近くの 亘理町の拾得物展示場 を見学をすることに。

阪神淡路大震災では拾得物展示はやらず
今回初めての試みだそうだ。
だからどこの市も初めてのことで
手探り状態でやっている。
マニュアルも何も無いので、
市によってやり方も全然違うのだ。

亘理町の展示場は、仮設住宅の敷地内にあり、
WFPの大きなテントの中にあった。

亘理町は町づくり協議会 (確か) が
中心となって展示場を開いているようだ。

山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-亘理展示場

一般ボランティアも20人くらい来ており、
みんな一生懸命写真の洗浄に励んでいた。

山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-亘理展示場

ここは、水道が無いらしく
毎朝水汲みから始めないと行けないらしい。

展示場には1人もいなくて、
どちらかというと洗浄に力を入れている印象を受けた。

山形で暮らす舞のもぐもぐブログ-亘理展示場

展示場のいたるところに
「名前の分かるものがありましたらお知らせください」
と張り紙がしてあって、
それはとてもいいなと思い
帰ってすぐに真似をさせてもらった。

やはり名前が分かっていると写真を探してもらいやすくなる。
地元の人からのそういった情報が
一番貴重なのだ。


そういった色んな努力は分かりやすく実った。
多い日には350枚も見つけられたことも。

私が整理したところや、名前リストを更新したところから見つける人もいて、
そのたびに 「よっしゃ」 と心の中でガッツポーズをした。

そんなこんなでボランティアはあっといういう間に終わり・・

たった2週間という短い時間だったけれど、
できる限りのことはやれた
という充実感に満ちていた。得意げ