ホラー映画と言ってもおどろおどろしいとか、
そういうことは全くなく、
一家が同じ一日を繰り返している理由を長女が探っているうちに、
とんでもない秘密に行き当たり、
原因となった男に復讐するというお話でした。
これをホラーと言っても良いのか…
ちょっと疑問が残ります。
感覚的には「ドリームハウス」のようなちょっと切ない系ホラーでした。
16歳の誕生日の前日を延々と繰り返しているジョンソン一家。
しかし、娘のリサだけはそのことに気が付いて、
そして理由がわからず、一生懸命そのことを話しているのに、
両親には冗談だとかたずけられています。
これだけ聞くとミステリーかSFかという感じですが、
「引っ越しの日」と書かれたビデオテープを発見し、
それを見たことからその生活に変化が現れる。
家族が全く別人のような行動をとったり、
訪問者が現れたり。
しかし、また、それもやみ、いつもと同じ会話、
同じ生活が繰り返される。
しかし、リサは現実とつながることを覚えてしまった。
そして、ある事件が自分の家を舞台に昔起こっていたことを知った。
そして、自分が幽霊であることも知ってしまい…
激しく落ち込むのかと思いきや、
自分の家族を起こして明るい世界へ導いた後1人家に残り、
現実世界の女の子一家にも危険が迫っていることを知って、助けようとしたり、
事件の被害者たちを「起こす」=「自分の死を自覚させる」ことで、
事件の首謀者、エドガーを地獄へ落そうとしたり、
とても勇敢に自分にとっての現実に立ち向かっていきました。
すごいわ、その性格。
だってね、相手は連続殺人鬼で大人の男。
しかもリサが住んでいた家で生まれ育って、
しかもその家ごと深い霧に包んで逃げられないようにしているような奴。
そして神出鬼没。
そんな奴を相手に立ち向かっていったその勇気、凄いね。
最後は幽霊的にはハッピーなのかな?
光に包まれた家で過ごしているので、
成仏したということになるのかな…?
殺人鬼エドガーとの直接対決は本当にラストだけで、
それまでは脅されたりとか。
でもなんとか現状打破しようと孤軍奮闘するリサを見守るような展開。
でも、これが不思議と飽きなかった。
ヒントが中ダレすることなく良いタイミングで出てきたり、
脅しが入ったりで、
なかなかテンポ良く見れましたw
幽霊話だけど家族愛って素晴らしいねww