ボクは一時期、
 大都市の高級賃貸住宅しか、
 扱っていませんでした。

 名古屋や広島なら家賃25万円以上。
 東京なら50万円以上。
 それらは、
 業者や家主との交渉がしやすく、
 コチラのペースで取引が出来る。
 ひいては外国人顧客に対して、
 コミュニケーションをリードでき、
 それはもう心地良いモノでした。


 しかし、
 外国人赴任者が、
 住まないようなエリア、あるいは、
 家賃10万円ぐらいの、
 普通の物件を、
 この10年ぐらい、
 数多く扱うようになり、
 貴重な学びを得ています。


 (^^)

 ノーマン上西です。

 英語力.営業力.経営力を追求します。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 2014年05月26日
 VOL.581

 【実力発揮 その9】

 いくつかの特定されたエリアで、
 高級賃貸住宅だけを、
 顧客に提供する業務は、
 ぶっちゃけたハナシ、
 最初の段階で、
 最後までのプロセスが読めるんです。

 決まる物件がどれで、
 家主がどこまで妥協して、
 その妥協点まで、
 どんなテンポで企業人事や、
 外国人をリードして、
 支払いや捺印の期限を頼み、
 実際の入居日が浮き彫りになる。

 家具搬入、NTT工事、
 その他多くの細かい事は、
 どのタイミングで対処し、
 外国人顧客に連絡していくか。

 それら一連の時間と空間の絵が見える。
 依頼の最初の段階で。

 決してボクの自慢ではなくて、
 何百回となく、特定のエリアで、
 似たような家賃帯を扱えば、
 誰でも出来るようになる、
 というハナシ。


 しかしこれが経験浅い小都市で、
 会った事の無い業者から、
 10万円ぐらいの物件資料を入手し、
 外国人顧客をサポートするとなると、
 10日先の事すら、
 読めなくなる。


 例えば家主との交渉ひとつとっても、
 2日もあれば返事がくると踏んで、
 外国人顧客とのコミュニ
 ケーションを進めていると、
 4日後にNGが出たりする。
 交渉の結果云々では無く、
 貸さない、と。


 そういう事を何十回と重ねると、
 テンポはおおよそ読めるようになる。
 読めるようになるけれども、
 コチラのペースで進める事は出来ない。
 なにせ、
 年に一度有るか無いかの取引では、
 ボクのペースとか、
 顧客のためだとか言っても、
 通らない。

 業者や家主のペースに委ねた方が、
 善い結果を招く、と、
 ようやく分かる。

 そういった前提で、
 顧客とのコミュニケーションを、
 組み立てる。
 

 すると面白い事を発見するんですね。
 コチラが堂々としていて、
 責任のある対応をする雰囲気さえ、
 醸し出していれば十分だと。。。

 異国に来て、
 しかも外国人赴任者のいない地方で、
 生活しようと覚悟の上で、
 来日したような人材は、
 むしろ、
 ありのままのハプニングを、
 期待しているんですね。

 そして、
 それがどのようにして、
 解決されるのか、
 興味津々なんです。


 元々ボクは、

 ● リードできないような
   コミュニケーションは
   全くタヨリナイ!

 と思っていたけれども、
 そうではないんですね。


 リード出来ない時こそ、または、
 予期せぬ事が起こる時こそ、
 頼りになる!
 と思われる絶好の機会なんです。

 だからボクは、
 力量点検の貴重な場として、
 現在20ぐらいの小都市で、
 楽しんで学んでいる所です。


---------------------------------------------------------

既にある営業力に、
日本人力・英語力を開花させませんか?
仕事をもっと深くもっと面白くしませんか?
info@newrealjapan.com
www.newrealjapan.com/index.html
REALJAPAN株式会社 
代表取締役 上西伸弘(Norman)

---------------------------------------------------------



 【編集後記】

 今週は大都市名古屋です。

 出張が無い時は、
 体力がこれっぽっちも残らない程、
 早朝走り込みします。