5月末、公開終了ギリギリセーフで観てきました、
「リンカーン」。


「かなり忠実に描いたヒューマンドラマ」という前評判を知りながら,
予備知識も何もなく行ったら・・・


難しかった!!!!!


だいたい、世界史は苦手で、南北戦争がなぜ起こったかもわかっていないので、
なんで対立するのかもわからなくて、
セリフを追うのに必死でした・・・。


でも、やっぱり見てよかった。

後から南北戦争やリンカーンについて、おなじみWikipediaで読みましたが、
こんな背景があったんだ、と納得。



そして、やっぱり改憲について、今一番ホットな話題を自分なりに考えたくて観たのですが、
いろいろ考えさせられました。

また、一番心に残ったのは、
「黒人もこの先もしかしたら奴隷制度がなくなって、
何年か後には、選挙権ももてるかもしれない。
100年後には、議員になれるかもしれない」
みたいな台詞が冒頭にあり、(かなりうろ覚えです)
当時の人たちは、この144年後に黒人が合衆国の大統領になることを想像できたのかと考えると、
常識って時代に流され、人に流され、
本当に不確かなものなんだなぁと、あらためてぞくっとしました。

時代が違えば、
国が違えば、
立場が違えば、常識なんて、全然違うんだよね・・・。


それをいかに理解できるか、平和って本当に大切だけど、
本当に難しい・・・。



そして、黒人が虐げられた時代、
女性はもっともっと下の立場にあって、
政治に参加するなんて「ありえない」ほどの立場だったんだよね・・・。

日本でもまだまだ格差を感じるし、
ほかの国では未だに女性がありえない扱いをうけている国もあるし。
そう思うと、やはり女自身が視野を広げて、
知識を培って、声を上げていく必要があるなぁと強く感じました。



長く、真面目になっちゃいましたが、
それだけ深く考えるきっかけをくれた映画だと思います。

観てよかった。


ほとんど人間模様が中心なので、
DVDでも十分たのしめると思います。

まだちょっと先ですが、発売された際にはぜひ。



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