My Aim Is True

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随分、前置きが長くなってしまいましたが、ようやく本題に入りたいと思います。


元々、本屋で、このような本を見かけたからです。


My Aim Is True

「歴史教科書 在日コリアンの歴史」で、出版は左翼出版社明石書店で、企画は「民団」(北朝鮮の「総連」に対する韓国の組織)です。

手にとってパラパラめくると、冒頭、いきなり日本統治時代の朝鮮民族の苦難として、「土地よこせ」「米よこせ」「人よこせ」「命よこせ」という、おとぎ話が創作されていたのですが、残念ながら、こうした認識は、戦後日教組教育朝日新聞・TBSなどの左翼メディア、岩波書店などの左翼出版社の悪質なプロパガンダによって、既に多くのニホン人に浸透してしまった感もあります。

「強制連行」だとか「従軍慰安婦」だとかいう、おとぎ話は聞いたことがあるのではないでしょうか?


そこで、この本の冒頭にある、4つの「よこせ」神話の実体を一つずつ述べたいと思います。

※この本は購入していないので、おそらく、それに同調しているであろう韓国本国で使われた歴史教科書から、韓国人の「正しい」歴史観を引用します。

また、下記の『』印は書籍などからの引用を表します(時に意訳してます)。


①「土地よこせ」神話


日韓併合後、朝鮮総督府がまずやったことは、土地調査事業である。

つまり、土地の所有者・価値・地形・坪数などの調査である。

ところが、韓国ではこの調査は、「調査と称して、朝鮮半島全土の40%以上を日本人のものにした」と教えています。

これが韓国の言う「正しい」歴史認識、「土地よこせ」神話である。


『元々、朝鮮半島では、高麗(こうらい・コリョ)時代(936~1392年)、既に土地の私有財産制が確立されて、先進的な制度を敷いていたのを、李氏朝鮮になって、私田を没収し、公田制を敷いたという経緯がある。だが、一部豪族たちの反対で、世襲を公認せざる得なくなったり、公地が有力豪族・官吏の私有地になったり(略)、その上、文書偽造なども横行した結果、土地制度と租税制度の混乱の極みに達し、国の収税機能が麻痺していた』


日本で土地の、ある程度の私有化が認められるのは鎌倉幕府誕生を待たねばなりません。それまでは公地公民制を敷き、墾田永年私財法などを制定しつつも、美味しい思いをするのは荘園を持つ貴族ばかりで、自分たちの開拓した土地の所有権が認められない(特に)関東の人たちは不満を抱いていて、「それを認めてやる」という鎌倉幕府を多くの関東武士たちは支持したわけです。

元々、武士というのは、ほとんどが元・農民で、平安時代、貴族だけが私腹を肥やし、国家権力が弱体化したために当然、警察機能なんてないので、農民が自分たちの土地は自分たちが命を懸けて守る(一所懸命)と武装したのが始まりです。


朝鮮では、李氏朝鮮が儒教原理主義を導入したため、日本の奈良・平安時代にまで逆行したことになります。おまけに李氏朝鮮は李成桂(イ・ソンゲ)がクーデターによって設立した王朝であったため、クーデターを怖れ、それを封じるために橋などをことごとく破壊し、道路の整備など全く行いませんでした。日本は参勤交代があるため、東海道などの交通路や宿場町が整備されていったのとは対照的です(ただし、徳川家康はクーデターを想定した国づくり、都市づくりをした)。

更に、朝鮮での、収税機能の麻痺は制度云々というより官吏(役人)の腐敗によって起こっていて、農民(全人口の9割)から苛斂誅求(かれんちゅうきゅう:苛酷な取立て)するも、国庫にたどり着くのは10分の1であったと言われています(途中でどんどん官吏の懐に入ってしまうのです)。

そこで、朝鮮総督府は安定した税収を得るために土地調査を行ったのです。


崔基鎬(韓国人歴史学者):「朝鮮総督府が最初に手がけた最も大切な事業の一つ」

黄文雄(台湾人歴史家):「韓国の近代化において日本が最も貢献した事業の一つ」


ちなみに、この調査事業には日本の税金が2040万円も使われています(参考:1907年の朝鮮の歳入は748万円)。

そして、いざ調査をしてみると、実際の耕地面積は、これまで算定されていたより2倍近いものであったことが判明しました。つまり、大量の隠し田の存在(つまり脱税)が発覚したのです。

そりゃあ、隠し田を持っていた両班(ヤンパン:高級官僚)や有力豪族は、朝鮮総督府を恨みますよ。「よくも、隠して脱税していた田んぼを見つけやがったな!」と(笑)。

また、両班が日本を呪詛した大きな理由は、日本が朝鮮を平等社会にしてしまったことでしょう。それまで、官僚試験「科挙」を合格して「エリート」となった両班は、一般の民衆に対してはやりたい放題だった。民衆は両班には顔を上げることもできず、その子供にも気を遣った。両班の子供は、民衆であれば大人であっても見下す口のききかたをしないと、両班である親に怒られたほどである。

両班は気に入らない民衆がいれば、“逮捕”して拷問し放題だった。民衆は両班を怖れていた。両班は威張りくさっていた。

同じ支配階級でも、「花は桜木、人は武士」「人間の芸術品」として民衆の尊敬を集めた日本の武士とは全然違う。日本でのエリートは公のために私心を捨て、人の規範であろうとした。


日本統治によって、そんな両班が市民平等とされたのだから、その恨みは凄まじいものであったろうが、実際は日韓併合で平等化された後も、長い間、元・両班が威張り散らしていたようである(特に地方では)。

このような「平等化」だけでも、9割の一般の朝鮮人にとっては歓迎すべきであったろうし、日本に感謝してもらいたいことであるが、韓国人は両班の実態を知らないし、見栄っ張りの民族であるが故、大部分の韓国人が「自分の先祖は支配階級の両班だった」と主張しているのである(笑)。

両班の実態を知っていたら、韓国人は誇らしげにそんな嘘の主張をするだろうか?

昔、李氏朝鮮を訪れた欧米人の言葉を紹介しよう。


ダレ神父(フランス):「両班は、世界中で最も強力にして傲慢な階級である。彼らが強奪に近い形で農民から田畑や家を買うときは、ほとんどの場合、支払いなしで済ませてしまう」

グレゴリー・ヘンダーソン(アメリカ):「両班は、国家と民衆を食い物にして私腹を肥やすことしか考えていない」

ビショップ夫人(イギリスの旅行家):「両班は、民の膏血を絞り取る吸血鬼だ。彼らは任地に赴かず、ソウルにいて宴楽を欲しいままにし、自己の管轄内の住民を保護して善導することが全くなく、虐待して誅求するのだ」


これらの証言からしても、
黄文雄氏の「戦後、日本人が朝鮮で行ったといわれる土地強奪は、ほとんどが両班をモデルにして、でっち上げられた作り話である」の言葉は正論であるといえる。


ただし、土地調査事業に弊害があった事も事実です。

『土地調査の主旨に則って申告したために土地所有者となった人々がいるかと思えば、それまで官の苛斂誅求にされるがままで諦めの境地にあり、無学の故もあって、6ヶ月という長期の申告期間が設定されていたにも関わらず、耕作地の申告を怠り、調査の恩恵を得るどころか、土地を失うものも現れた』ことも事実です。

何故、彼らは「諦めの境地」にあったのか?

それは暗黒の李氏朝鮮時代を生きたため、国家や官吏(役人)というものを全く信頼してなかったのです。

例えば、19世紀末、朝鮮を訪れたアメリカ人が飢えに苦しみ朝鮮農民に対し、「耕作されていない土地があそこにもたくさんあるんだから、耕作して食物を作れば良いじゃないか」と言うと、朝鮮農民は「頑張って作ったって、どうせ両班に取られるだけだ」と答えます。

逆に日本人はお上(かみ)に対する信頼感がありました

はい、過去形ですよ。朝鮮総連と親密な日教組が戦後教育を主導したためか、日本はあらゆる面で朝鮮化したため、武士の立場にいる官僚は両班化しつつあり、近年になってようやく官僚批判が当たり前になりました。


朝鮮総督府は、こうした土地調査事業によって、申告されなかった土地や誰も所有していなかった辺境地を国有化します。韓国の「正しい」歴史認識による「朝鮮半島の40%以上の土地を奪った」どころか僅かなものでした。そして、それらも公園にしたり、朝鮮農民らに有利な条件で払い下げていたのである。


実は、こうした韓国の歪んだ歴史認識に異議を唱える韓国人学者もいるのです。

その中心となっているのが李栄薫氏(イ・ヨンフン、ソウル大学経済史学教授)である。

何故、経済史学教授が歴史認識に口を挿むかと言えば、韓国の歴史学者は物語を創作する作家に過ぎないからです。経済学者である李氏がデータや統計を調査すると、歴史学者の主張が全く事実に反するものであることを知ったのだそうです。


李栄薫・ソウル大学教授:「私たちが植民地時代について知っている韓国人の集団的記憶は多くの場合、作られたもので、教育されたものだ」


「私が植民地時代のイメージを修正するようになった個人的動機は、1990年、日本の『土地調査事業共同研究』のために全国を巡回し、土地台帳など原資料を収拾したことだった。慶南・金海市地域には、大量に原資料が残っていた。それらの資料を参考を検証して、教科書とは余りにも異なる内容に驚いた

『土地申告をやらせて、無知な農民たちの未申告地を容赦なく奪った』と教科書の記述にはあるが、実際はまるで異なり、未申告地が発生しないよう綿密な行政指導をしており、土地搾取が発生することがないよう、繰り返し、指導と啓蒙を進めていた。

農民たちも自身の土地が測量され、地籍簿に記載されたのを見て喜び、積極的に協力した。その結果、墓や雑種地を中心に0.05%程度の未申告地が残ったに過ぎない。それを知った時、私が持っていた植民地朝鮮のイメージは、架空の創作物に過ぎないものであったことを自覚した」


驚くのは、ソウル大学の教授になるほどの人が、古い資料を学術的に研究するまで、日本統治の実体を知る機会・書物・教育・言論が全く存在しないという現代韓国社会である。そもそも、日韓基本条約(1965年)の内容すら、4年前にようやく一般に知らされたくらいである。

権威主義の韓国社会では、「ソウル大学教授」と言うのは絶対的な肩書きであるのだが、それでも日本統治を肯定的に主張するため様々な迫害を受けているにも関わらず、学者として真実を追究している姿勢には敬意を表したい。

ちなみに上述の李栄薫氏の発言は、韓国の新聞各紙でのインタビューをまとめたものですが、韓国人は新聞を読みませんからねぇ・・・。


次回は、「米よこせ」神話の実体を。



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