2度の資金ショート 影響懸念 県内大手不動産会社 | 近江毎夕新聞

2度の資金ショート 影響懸念 県内大手不動産会社

 長浜市余呉町でスキー場などを経営する長浜市内の不動産会社が十九日までに二度の資金ショートを発生させていたことが、信用調査会社などの調査でわかった。
 県内各地で宅地開発、宅地建物分譲・賃貸、スキー場、ゴルフクラブ経営などを展開する県内大手の不動産会社で、米原市春照の旧住友大阪セメント工場跡地を買収し、グループ企業とともに人工ゼオライト工場の操業を計画していたが、地元住民や米原市の反対で棚上げ状態が続いていた。二十二日現在、本社が閉鎖されているため、状況は不明。傘下にグループ企業を抱え、取引額も巨額なことから、地域経済に与える影響を懸念する声が出始めている。