余呉町東野など指定 土砂災害警戒区域 | 近江毎夕新聞

余呉町東野など指定 土砂災害警戒区域

 県は十二日、余呉町東野など県内二市四町の計六十八カ所を土砂災害警戒区域、うち二市三町五十二カ所を土砂災害特別警戒区域に指定した。
 国の土砂災害防止法に基き、県が平成十六年十二月から区域指定しているもので、今回は十六次の指定。今回分を含め、県内十二市十二町の千四百三カ所が土砂災害警戒区域指定、うち八百五十二カ所が同特別警戒区域となった。
 区域指定は土石流や急傾斜地の崩壊などが発生しやすい区域を国の基準で洗い出し、土砂災害の恐れのある地区を警戒区域、甚大な被害が想定される地区を特別警戒区域としている。警戒区域は県内に約四千九百カ所あると推定され、平成二十五年度までに指定を終える予定だが、調査で新たな危険カ所が発見されており、指定数は増える見込みという。
 湖北地域で新たに指定されたのは余呉町東野の五カ所。大谷、宮の谷川、余呉川支流二カ所、菖蒲谷で、うち大谷、余呉川支流二カ所は特別警戒区域指定となった。