「嘉田新党」発足? 県議選公認候補擁立へ | 近江毎夕新聞

「嘉田新党」発足? 県議選公認候補擁立へ

 嘉田由紀子知事のマニフェスト実現を目指す運動団体「対話でつなごう滋賀の会」(寺川庄蔵代表)は、県議選(三月三十日告示、四月八日投開票)に向け、公認候補擁立の取り組みを進めている。今月中にも各選挙区で複数の公認を発表したい意向で、既成政党からは事実上の「嘉田新党」発足との見方も出ている。
 同会は活動方針で、「もったいない」理念や新幹線新駅の「限りなく中止に近い凍結」など、嘉田氏が先の知事選で示したマニフェスト実現に向け、県議選、市町議選、市町長選それぞれの候補擁立、推薦を行うとしていた。市町長選では栗東市長選、余呉町長選で立候補者と「政策協定」を結び、支援活動を続けていた。
 県議会で嘉田県政の与党的立場にある民主党、社民党議員と連携しながら、新たに独自候補擁立を目指すのは、嘉田氏独自の環境主義的な施策を推進するためとみられるが、既存政党に不満足な有権者層の期待を集めており、候補の顔ぶれ、公認の数次第では、県議選の「台風の目」となりそう。