祝日本、アメリカ51番目の州資格合格! | 僕の奥様はイエローキャブ!?《シアトル大暴れ編》

祝日本、アメリカ51番目の州資格合格!

半外人家庭の我が家(笑)、いくら旦那が日本人以上に日本人のような変な外人とは言っても、本を正せばやっぱ外人ですから、日本の一般家庭では使わないスパイスや調味料などが我が家では必要になるんです。


日本に暮していた頃、それらの特殊な食品を輸入食料品をたくさん売った高級スーパーで買ったり、海外から持ち込んだりしていました。


英国料理に使う特殊な食品は、海外とは言え、アメリカのスーパーで簡単に入手できるとは期待していませんでしたが、アメリカ引越が決まった時から、今後は日本に住んでいた頃より、洋食用の食品が一般のスーパーで簡単に手に入ると私は喜んでいました。


私はまだアメリカに住みだしてたった1ヶ月。内2週間は思いもかけぬイギリス帰省があったりで、アメリカのことはなんも知らないド素人です。


行きつけのスーパーも、どこに何が置いているか大まかな売り場は把握し始めたとは言うものの、こんなものがこんな売り場に売っている...と、毎日行くたび1つ2つの新しい発見があるほど、スーパーの中をまだ熟知しているわけではありません。


しかし、ここで生活しだし数週間同じスーパーに買い物に行きだして、アメリカのスーパーって意外に欲しいものが売っていなかったりすることに気づき始めました。


昨日、私はインド飯が食べたくて、スーパーにインド料理の香辛料を買いに行きました。スパイスを売ったコーナーで、“ガラムマサラ”を散々探したんですが見つかりませんでした。


見逃したとは言えないんです。だって、一番上の棚の左端から、一番下の棚の右端まで、1つ1つ容器に表示されたスパイスの名前を声に出し確認し、同じ名前のものが2つ並んでいたら、その後ろの容器の表示まで、お目当てのスパイスではないか調べたんだから。


でも、やっぱり、見つかりませんでした!


こりゃあもしかしたら、インディアンキュイジーヌばかりを置いた売り場にあるのかも知れん...そう思ったから、今度はインディアンキュイジーヌの売り場を探したんです。ところが...


そんな売り場がありませんでした!


エスニックと表示された売り場があり、そこには英スーパーとは違い、日本の調味料や米、即席みそ汁まで売っているし、中華やタイ料理の食品、腐るほどの量のイタリアンやメキシカンの食品は売ってましたが、インディアンものはバスマティライスだけ。


私、アメリカではまじ英語を使いたくないんですよね。私の変にブリティッシュ訛りの英語を、いっぺんで聞き取ってくれるアメリカ人がいないから。でも、どうしてもガラムマサラが欲しくて、仕方なく店員さん捕まえて聞きました。


聞いた店員さんが悪かったのかも知れないけれど、「スパイスは全てスパイス売り場に置いていますので、ここになかったらありません!」と言われてしまいました。


ガラムマサラなど、最近は日本の一般のスーパー殆どどこでも売っているのに(東京のマンションの下の西友にはなかったけれど...)、仕方なくカレー粉を代用することになってしまいました。


そして、今度は同じくカレーに使うアーモンドプードルを探しました。しかしこれもまたいっくら探しても見当たらなかったのです。


アーモンドプードルは行きつけだった西友のケーキ作りのコーナーにでも売ってました。それが世界の大国アメリカのスーパーに売ってないとは、どないなってんねん、アメリカ!と不思議で仕方なかったです。


同じ店員さんに聞いたら、今度はちょっと待ってと言い、コンピューターで在庫調べまでしてくれたのですが、そんなものはこのスーパーには売っていないと言うのがお答えでした。


考えてみたんですが、アメリカでは日本のように、お菓子作りの材料なんてさほど必要ないのかも知れません。何でもかんでも○○ミックスで合理的に作ってしまう国でしょう。アーモンドプードルなんか、そのミックスのイングリーディエンツの1つに過ぎないんですよ。(笑)


隣にトレーダージョーというちょっとハイカラな店があるので、そこにアーモンドプードルが売っていないか覗いてみたら、そこにはアーモンドミールの名でちゃんと売っていました。


でも、余談ながら、そこから先が悪かった!


レジで並んでいたら機械が故障し、あっちのレジ、こっちのレジと3、4回振り回され、とうとうぶっち切れた私は、「今日中にレジ済ませてくれんのかいな!遅いことは牛でもすんどぉ!」と、大きな声で怒鳴ってしまいました。(もち英語ね!笑)


雨人シアトルマダム達はみな私の怒鳴り声にびっくり!一人のマダムなんぞ、「お先にどうぞ!」と言って私に順番を譲ってくれました。あの自己中そのもの怖いものなしの雨人女性を脅す私って...滝汗


まぁ私の武勇伝はこっちにおいといて、アメリカのスーパーに意外に物がないというか、お国が変われば食べるものも違ったり、○○ミックスの様にその国独自のアイデア商品などもあり、私は今軽~いカルチャーショックを受けている状態です。


ところで、今度はアメリカのスーパーで売っているものの中で、私の期待を大きく裏切ったものの話です。


日本に住んでいた頃、イギリスと比べて乳製品が不味い、ベーコンが不味いと、私はブログでよく愚痴っていましたが、アメリカの乳製品もはっきり言わせてもらって不味いです!


アメリカにお住まいのMrs. Cも2日前のコメント欄で指摘されていましたが、まず、牛乳が美味しくない。私もミセス同様にイギリスの牛乳がやっぱり一番美味しいと思う。


牛乳が不味いからかアメリカのチーズには味がない。セルロースっちゅう、なんや訳のわからんもんを含んだ日本の偽チーズの方が、作り物そのものの味でも、アメリカのチーズに比べたらまだ味があるんじゃないかと思うくらい。


しかしこれも、アーモンドプードル同様に考えて見ると、ハンバーグと一緒にバンズはさみ、生血吸いたてのドラキュラの口の周りの様になるほどケチャップたっぷり付けて食べる彼らには、チーズの味なんかどうでもよいのかも知れません。


それにチーズは、アメリカのスーパーでは世界のありとあらゆる種類のものが売っているので、アメリカのチーズが美味しくないと思うなら、イギリスやアイルランド、その他ヨーロッパのチーズを選べば良いことなので不都合はありません。


次にクリーム類。グリークヨーグルトやクレームフレッシュなど、日本のスーパーでは見かけないものが普通に売っているのは非常に嬉しい。でも、生クリームの種類が、私の目についていないだけかも知れないけれど、日本と同じで1、2種類しかないのには驚いた。


イギリスで使っていたようなとろ~り濃厚な液体状のサワークリームがお好みの私は、こちらのサワークリームの容器を開けて、日本同様にカチカチのクリームだった時には、かなりショックだった。


私は自分が経験したことや、自分の味覚で感じたこと、期待を下回った食品のことをこうしてブログに書いてはいるけれど、昨日今日アメリカに渡ってきたばかりの外人の自分に、文句を言う資格などないことはよく承知しています。


と言うか、郷に入っては郷に従えで、自分からこちらの食文化に慣れるしかないと思っています。


しかし、ムカツクことが1つあるんです!


アメリカにではなく、こういうアメリカの不味い乳製品を真似っこしたとしか思えない日本の乳製品にです!


ベーコンだって日本に売っているのはアメリカンスタイルのストリーキーベーコン。


しかもその真似っこベーコンを加工しすぎハムみたいにして、“生でもおめしあがりいただけます!”って、一体それは何や!それでもベーコンか!と言いたくなるようなものを平気で売って、それをまた日本人も満足して食べているのがムカツクのです。


なんで日本は何から何までアメリカの真似ばかりしたがるんでしょう。テイストバッズ(みらい)ってのがあれば、不味いもの、美味しいものの判断がつきそう なものなのに。まぁ、真似をさせられているってのもあるだろうけれど、同じ日本人として私は情けないぞ。


わかりました!そんなにアメリカの真似っこがしたいのであれば、あるいは黙っていつまでも真似をさせられ続けるのであれば、私がオバマ先生に代わり、日本に良いものを上げましょう。


アメリカ第51番目の州になる資格!


日本は立派にアメリカの州として合格する資格を有していると私は思いますが...

今日も読んでいただいて、有 り難うございました。
ランキングに参加しています!
クリックしていただけたら、明日もまた頑張れます!

にほんブログ村 恋愛ブログ 国際結婚(ヨーロッパ人)へ
人気ブログランキングへ 国際結婚ランキング ファ イブスタイル






『クッキングリッシュの会』 のブログランキングにもご協力下さい!