しゃぼん玉キャンプ2011夏、in背振少年自然の家

今年も大きな事故もなく、無事に帰ってきました。


今回、私が学生達にお願いしたのは

生活動作を作業にしないこと。

お風呂や歯磨きや着替えを

子どもに「させる」のではなく、一緒にやろうと誘うことで

子どもがお兄さん、お姉さんと一緒に○○をした、という

他愛のない生活動作が楽しい思い出になるように。


学生達、分かってくれるかなと思っていたけど

たぶん、ちゃんと伝わっていたみたいです。


今回もたくさんの奇跡がありました。


全員が、ほとんど時間差もなく登山をやりとげたこと。


毎回の食事を全員で一緒に「いただきます」ができたこと。

その号令も子どもにやってもらえたこと。


小麦粉粘土遊びに、一応全員参加できたこと。

片づけまでみんな手伝ってくれたこと。


沢遊びにも全員が行けて、みんな一度は水に入って遊べたこと。


13人の自閉症・発達障害の子ども達。

中にはキャンプなんて、しかも母子分離なんて絶対無理、と思われている子もいます。

一緒に行くのは素人の学生達。

福祉系でもなんでもない、商学部とか経済学部とかの学生。


学生たちが子どものことを思って熱心に取り組んでくれているから

子どもも安心して楽しんでいるんだろうなあと思います。


知識や技術も必要なこともある、ないよりはあったほうがいい。

でもその前に必要な、大切なものがあるんだと思います。



毎年お世話になっている、背振少年自然の家。

今年もずいぶん協力していただきました。

顔なじみの元職員さんがバイトで入ってもらえてたのが、ずいぶん助かりました。

指導につきたい、と希望して来てくれたそうですよ!

いろんな人が協力してくれてるんだなあと、本当に感謝です。


特に2日目夜からは他の団体がいなくなって、貸し切り状態。

廊下で騒ぎ放題だし、お風呂も入り放題だし

3日目の沢遊びでは職員総出でサポートしてくれました!


職員さんたちにも「子どもと仲良くなる方法」(長瀬慎一)を渡しておけばよかったかなあ、と

帰ってきてから思いました。

みんなで仲良くなったら、きっと楽しいよね。




今、体中がいたくて、特に足が前も後ろも筋肉痛で大変ですが

写真を見ながら時間を忘れてにやにやしています。