ここ一番の宴会なんかでは結構お世話になっております「しまや庵(いおり)」さん!
大将の着想による創作料理なんですが、
いわゆるアイデアが面白いだけの???なお店とは段違い。
やはり底流にしっかりとした料理道をお持ちでいて、
かつお客さんを喜ばせたい、とか驚かせたい、そして美味しいと思ってほしい、
というお気持ちをお持ちだからこそなのでしょう。
なんどもお世話になっておりますが、
同じ料理をいただいたことがほとんどないくらいです。
さぁもうそんな能書きはいいので、スタートしましょう!!
この日はとある会合でございました!
カンパーイ!!!
お通しからしてこのゴージャスさ!!
特に奥の柿なんて、見てくださいよ!!!
おそらくはスプーンでくり貫いたであろう身がこれっぽっち。
まわりの柿はほとんどが器になってしまっているんです。
ぜいたくですね~!!
そしてお刺身。
き、きましたよ!!!
この形はきっとそうでしょう、アレでしょう!!
いきますよ、いっちゃいますよ!!
はい、松茸の土瓶蒸し!!
おぉーっとまだ早い、覗かないでーキャーH-っ!!
先にお出汁をいただいてー!
それでもやっぱり凝視してしまうのはこの松茸の量!
どっちゃり入ってますよ、どっちゃり!!!
ひえーーーっ!!
ではさっそく・・・あ、やばいワ、これ。
うまいワ、やばい、これ、まじで。
キターーーーーーーーーーーーーーーーッ!!
やってきましたよ、リアル秋テイストが!!
この香り、かぐわしくも芳醇なこのフレーバー。
まごうことなき、松茸様のそれです。
でも、味わいはもっと複雑・・・
で、具の方もホントどっちゃり入っておりましたから!!
こちらはハモですね。
お野菜に銀杏・・・もう小宇宙というにふさわしい。
おこわもお赤飯風に登場。
このちょっとだけがいいんです、ちょっとだけご飯いただきたいこと、あるでしょ?
ちょこっとがいいんです。
今回とんでもない衝撃を受けたのは実はこちらだったんです。
何気に出てきたおいも「えびいも」のあんかけ。
丹波のえびいもだそうです。
これがまた恐ろしい程の美味しさ!!
とろみのきいたあんのはんなりとやわらかいお出汁感。
それはまるで優しさの海のようです。
その海に沈むホクホクの宝石・・・それがこのえびいもさん。
ホクホク、かつねっとりとした食感にからみつく、あんの優しい甘辛さ。
絶妙~~っ!!
この絶妙さが京都らしさなんではないでしょうか!
そもそもこれ系って、ボクは大好きなんですよね。
ゆり根まんじゅうとか、レンコンまんじゅうとか。
とにかく、見事なお仕事です、しまやさん。
それではいよいよ「しまや庵(いおり)」さんの真骨頂がスタートします!
大人数でお伺いすると、趣向を凝らして毎回違ったものをいただける楽しみが
この「しまや庵」さんの魅力。
いきますよー!!
な、なんじゃこりゃーっ!!!
そのビジュアルのインパクトに一同しばし呆然・・・
ガスコンロに乗った底の浅いお鍋の上にてんこ盛りで登場したこちら。
なんだと思います!?
これね、カキなんですよ!!
「カキの土手焼き」ですって!!
もちろんただの土手焼きでないことは見ただけでわかりますね。
このふんだんに盛られた具材の数々。。
大根、こんにゃく、お豆・・・
お味噌も京都の赤味噌であるさくら味噌に西京味噌、ハナミソ?と
もろもろブレンドしたオリジナルのお味噌だそうです。
ひゃーーはっはっはっ!!!
だいぶ煮えて、クタクタになってきましたねー!!
ただね、これがね・・・まだまだ行くんですよ!!
まわりにはお味噌の焼かれるなんとも香ばしい香が充満して・・・・
あぁ!!!待ちきれない!!!
もう飲むしかないーーっ!!!
あ、またしてもお酒の写真撮るの忘れてた!?
この日は焼酎の炭酸割りから始まって、麦焼酎をチェイサーに生もと純米を。
お料理があんまり美味しいんで、かなり飲めちゃいましたね。
ひ、光り輝いてるーっ!!お味噌が、お味噌がぁ~っ!!
ダメ!?まだダメ!?
いいでしょ!?えっ?まだなの~!?
っもう~~~っ!
ダ、ダメだーっ!!!これは危険すぎるー!!
もう、いいでしょ、もういいでしょ、許してください・・・
ほらほら、カキがーっ!!!
キィィィィィィイィィ(狂)!!!
ぷぷぷぷ・・・・ぷりぷりだぁーーーっ!!!
プリプリプリテぃ~!!!カ、カキがカキーンッて!!
あ、もうおかしくなってしまったのよ、ワタクシ様~っ
はい、やっとこさ、完成です!!
食べちゃうよ、もう食べちゃうよ!!
これならもうだれも文句はいうまい(だれも言ってないって)
ではでは・・・いっただきまーすっ!!
きゃい~~~んっ!!
筆舌に尽くしがたひっ!!
ダメです!!これはヤバし!!!
複雑に絡みつくお味噌たちのアミノ酸多重奏が口の粘膜を純弾爆撃!
そこへカキの濃厚な海の味わいがブシュッと!
プラスして、たまらないあのカキならではの食感。
ネギたちは青葱らしく前に立ちすぎず後ろにも引きすぎず、
今回はあくまで薬味として側面支援に徹底しているのです。
これは日本酒なんだ!!だれがなんと言おうと!!
この複雑な醸造物の旨味に堪えられるのは、いや、この旨味とともに、
一緒にさらに高みを目指して、はるか高くまで上り詰めていけるのは
清酒君、キミしかいないんだよ!!
もうボクの中では「オレvs土手焼きvs日本酒」の三つ巴状態。
完全にトリップしちゃっておりまする~!
続いてここで、お店の余興的に天ぷらをいただいちゃいましたー!
ハモと伏見唐辛子の天ぷらかな。。
もちろん、ただの天ぷらなはずがありませんよ、庵さんのことですから。
このソースがポイント!!
京都のツバメソースというソースだそうです。
関西にはイカリソースやオタフクソースとかいろんなソースがありますが、
京都を代表するのがこのツバメソース。
名前しか知りませんでしたが、初めていただきました!
うーん、ピリ辛!!
デーツが原料なんですね、ナツメヤシってやつ。
そしてこのハモもただのハモなはずもなく、
ハモをエリンギくるんである見事な天ぷら様なのでした!
いやぁ、しかし、ソースをかえるだけでなんて別世界なんでしょう。
うんうん。。
さぁ、それでは今夜の庵さんのメインディッシュ!!いきますよ!!
気になっていた方も多いでしょう!?あのトップの写真!
アレです(笑)
はい、お鍋ーーーっ!!!キャーッ!!!きれーーいっ!!
もう数々のお鍋をここ庵さんでいただいてきましたが、今回のこれがまたなんと美しいこと!!
まるで宝石箱をひっくり返したような色彩で、まさに食材たちの饗宴!
お鍋は今ではもう売っていないという、錦小路の有次さんの鍋。
具材はもうホントもりだくさん!!
まさに「どっちゃり」ってカンジですね!
覚えているだけで
菊、ひらたけ、伏見とうがらし、生麩の湯葉巻き揚げ ハモ 地鶏団子
そして全体をアサリのスープが包み込んでおります!
なんだかホント泣けてきそうなほどに美しいじゃありませんか。
最近、涙もろいんですよね。感動し屋さんですから。
では、さっそく・・・
えぇ、そりゃもう、当然ですが、うまいっ!!!!
うまくないはずがないですよぉ
この生麩の湯葉巻揚げってのがまたいい!
ジューシーにおダシを吸って、食べ応えも充分!
たくさんの具材たちに押されて控えにみえたこの地鶏だんご!!
鶏肉好き・つくね好きのボクではありますが、それを差し引いてもバツグンにうまい!
実はスープ全体に深く香ばしい風味を与えていたのはこの地鶏だんごだったことが
ここでわかってくるんですね~!
ハ、ハ、ハ、ハモーーーーーッ!!!
なかなか肉厚でしょ!!たまらないでしょ!
あぁ、ダメです。興奮しすぎです。
クールダウンしましょう、はい。
一際目を引く見事な桃色で登場はお漬物。
さぁ、最後のシメがやってきますよ。。
はい、おじや~~~っ!!
キャーッ!!ダイブしたいー!!
美しき玉子とおダシとご飯のプール~!
どこまでも優しい味わいに京都ならではのほっこりを感じずにはいられません。
いやぁ、お腹いっぱい!幸せになれますねぇ。
いやぁ、今回も見事なお料理の数々でした。
驚きと感動をともなう美味しさ。これはなかなか味わえませんね。
ごちそうさまでしたー!!
しかし久しぶりだったでしょ、この読み応えバツグンの文章量(笑)
最後までおつきあいいただいた方、ありがとうございました。
最後の方で書いている自分が疲れてきたのわかりました?
お鍋を超えちゃって自分でもトーンダウンしちゃいまして・・・。
さすがに疲れましたので明日はお休みにしますね~!!
ではでは~!!ふぃーっ(疲)
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しまや庵(IORI)
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