アップしなければと思いながら遅くなりました
先月にお友達と行った駒場東大。
目的は東大散策ではなく、
東大の横にある駒場公園内にある
日本近代文学館
内にある
カフェ『Bundan Coffee & Beer』だ!
ここはBUNDAN=文壇で、
古本屋とカフェ、そして文豪との橋渡し的カフェ。
メニューはこまめに変わるようだけど、とても面白い。
谷崎潤一郎『蓼食う虫』より【レバーパテトーストサンドイッチ】。
主人公の主婦が夫と子供を置いて家を出ると決意した朝に作ったとされるサンドィッチを再現。
トーストはブーランジェリー「シニフィアン・ シニフィエ」 の 「パン・ド・ミ」を使用しているそうで
しっとりとしたおいしさ。
捨て行く家族にこの豪華な朝食かと
しんみり。
村上春樹作 『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』
にて、主人公の最後の晩餐(朝食だったけど)を再現メニュー。
ソーセージ、マッシュポテト、サラダ、フランスパンと食べ応えある一品。
朝食メニューにドリンク付けました。
こちらは宮沢賢治『氷河鼠の毛皮』より、お紅茶☆
季節によって最高の茶葉を提供しているそう。
私は苦味の薄いコーヒーが飲みたいというと「寺山」を薦められました。
寺山とは寺山修司さん。
石川啄木の短歌「ふるさとの訛りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」に対し
寺山氏は「ふるさとの訛りなくせし友といてモカ珈琲はかくまでにがし」
と謳ったそう。
という風にメニューにはその食事に関わる小ネタが書かれていて、
メニューでさえ読み物。
檸檬パフェ。
檸檬尽くしという珍しいパフェ。
パフェ好きとしてはどうしても外せない!!単品価格800円だけど、
来た時は正直小さいと思った。
でもレモンピール、レモンジュレ、レモンオイルなどと
贅沢にレモンをたっぷり使っていて、甘酸っぱさがとても上品で
すごくおいしい。
食事もおいしいし、
接客も心地よく、
展示も楽しくて大満足。
また一緒に行こう~